アニメ「K」を噛みしめる

ひたすらアニメ「K」を語るブログです。

K RETURN OF KINGS 第10話「Keystone」

2015-12-10 | 「K」語り
この頃更新が遅すぎですみません。
K RETURN OF KINGS 第10話「Keystone」。
ささやかな感想です。

冒頭、jランカーになってjungleの幹部となった伏見とスクナのやりとり。
記録的なスピードでポイントを稼ぎ、短時間でjランカーとなった伏見に対するスクナの反感に、なんだか年相応の幼さを感じました。
こういう組織の幹部であり、相当な強さを持ちながら、でもやっぱりまだ子供なのだな、という印象。
一方の伏見はそういうスクナに対して、「めんどくさいガキだな」とかわざわざ煽るようなことを言って、かなり対等に近い大人げなさがあります。
これは案外いいコンビ。
紫はそんな二人に拳骨をお見舞いしますが、これは二人の弟に対するお姉ちゃんのような感じでした。
伏見のセリフ「王が二人にクランズマンが二人と鳥一羽。けど誰もどっちの王にも対等な口をきく。妙なとこですね」
まあ、対等な口をきくクランズマンたちと、その中でただ一人敬語で話す緑の王はちょっと面白いですね。
そういえば先月末発売のARIAに掲載されている「K ドリーム・オブ・グリーン」でまだ子供の頃の比水流が出てきてましたが、その頃からしゃべり方は変わってませんでした。
どんな育ちなのか、いずれわかるときがくるでしょうか。

一方、青のクランでは石盤を奪われたことで、宗像が室長を罷免されます。
淡島さんに対する総理大臣の偉そうで憎々しい態度。
以前青の王に抑えられていたことを結構根に持ってますね。
草薙・淡島の潜入捜査でも出てましたが、今後も登場しそうです。

吠舞羅ではアンナが、シロの研究が完成し石盤を破壊すること、そして自らの決意を草薙に話します。
「私はずっと運命を見ることしかできなかった。でも今は違う。赤の王の宿命が破壊なら、私は大事な人たちを傷つける運命を破壊する」
そこにやってくる青の王宗像は、石盤は危険なものではあるけれどこの国に必要な物なのだと主張します。
「緑の王が変革を望み、赤の王が破壊を決意するならば、青の王である私は秩序を目指す。石盤は、秩序のもと適切に行使されるべきです」
しかし草薙は、今の宗像にそれができるとは思えないと言います。
そしてアンナも。
「あなたの剣、もう危ない。無理をしたら落ちてしまう」
そこで宗像が思い出すのは、1年前の学園島決戦前夜、周防に向かって、お前のダモクレスの剣がもう危ないから、力を使うなと諫めた自分でした。
逆の立場だと笑う宗像。
一方のアンナは、周防と十束が生きていた頃を思い出し、「あなたはミコトとは違う」と言います。
その言葉が宗像にどう届いているのか。

シロは石盤破壊を決め、クロとネコに話します。
危険ではないのか、と危ぶむクロ。
手を挙げて、
「ハイ、ハーイ、ワガハイはシロを信じる!」
と言うネコ。
シロに「ありがとう、ネコ。よしよし」と頭を撫でられてうれしそうなネコ。
そしてそういう二人を見て、張り合うように「俺も信じてる」というクロ。
めちゃかわいいです。
いいなあ、この3人。
クランの名前も、クロが『白米党』と名付け、(それでいいのか?という疑問はともかく)さあ、というとき、シロが「ドキン!」となります。
見ている方の心臓もドキンとしました。

ついに石盤が解放され、各王たちはみなそれを知ります。
宗像は一人自分の手のひらを見て、決意します。
「どこまでもつかわかりませんが、限界まで走ってみるとしましょう」
そのとき聞こえてきた周防の声。
「らしくねえなあ、宗像」
ハッとして周りを見渡す宗像。
見ている方も息を呑みました。
でもそこには誰もいない。
宗像は幻の声に応えるように「まったくだよ」と言い、歩き出して、エンド。
ここ、本当に心臓に来ました。

宗像は、シロは、アンナは、そしてjungleのメンバーはどうなるのか。
ここまであっという間に来てしまった気がします。
あと3回で2期が終わるなんて、なんだか信じられません。
本当に面白いし、決着見たいし、でも終わってほしくない。
なんか混乱した気分でいます。
とにかく目が離せません。