映画「かもめ食堂」
何度もくりかえし観るほど、好きな映画です。
物語のなかにでてくる「梅・鮭・おかか」のおにぎりや、丁寧にドリップしたコーヒー、焼きたてのシナモンプッラが、とっても美味しそうなのが印象的です。
そこで私も、シナモンプッラを作ってみることにしました。
※シナモンプッラ・・・・・・フィンランド語でシナモンロール。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
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強力粉 160g
薄力粉 40g
上白糖 30g
塩 2g
ドライイースト 4g
全卵 20g
牛乳 116g
無塩バター 20g
シナモンシュガー 適量
ぬり卵
薄力粉を混ぜることでソフトな食感になります。
今回は甘い風味を出すために牛乳を使いましたが、水でもOKです。
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1 強力粉・薄力粉をあわせてふるう。
2 ボウルに1の粉類・上白糖・塩・ドライイーストを入れてまぜる。
3 中央をくぼませて全卵・牛乳を入れ、ひとかたまりになるまでまぜる。
4 打ち台にうつし、よくこねる。
練るようなこね方で、ときどき台に軽く叩きつけてグルテンを作る。
だいたい15~20分。
5 生地が手から離れるようになってきたら、室温に戻したバターを練り込む。
6 さらにこねて、表面がなめらかになり、生地を指でのばして薄い膜が張るようになったらこねあがり。
内側に油を薄くぬったボウルに丸めた生地を入れて、ラップをかける。
7 一次発酵・・・約60分。
8 パンチ。軽く生地をもちあげて落とし、丸めなおす。
さらに発酵・・・約30分。
発酵前より二倍くらい大きくなる。
指を入れてあとがそのまま残り、香りにアルコール臭が強くでてきたらOK。
9 二分割して、それぞれ麺棒で長方形に薄くのばす。
縦はだいたい15cmほど。
10 ベンチタイム。冷蔵庫で約15分冷やす。
11 成形。
長方形の生地の上方1cmにぬり卵をぬり、あとは一面シナモンシュガーをまぶす。
下方の端からくるくる巻く。
両端を切り落とし、4等分になるように切る。
映画であったように、小指でまんなかを押しつける。
12 二次発酵・・・約40分。
成形後から二倍の大きさになったらぬり卵をぬる。切り口にはぬらない。
13 焼成・・・190~200℃のオーブンで約13分。
パン作りで一番大事なのは生地の温度です。
それによって発酵ぐあい、風味や食感まで変わっていきます。
本来なら仕込み水温やこねあげ温度などに気をつけなくてはならないのですが、今回は力を抜いて家庭的に、感覚で作りました。
室温が低くなってきたので、電子レンジのなかを発酵機がわりにしました。
お湯を入れたカップを入れてドアを閉めると、温度と湿度がある程度保たれるので、そこに生地を入れたボウルをいれるのです。
こんなふうに、気負わずにやってみると、パン作りは簡単です。
オーブンから漂う香ばしくあまいシナモンの香りといったら・・・
まるであの映画のようです。