アンを探して Looking for Anne

「赤毛のアン」の島、プリンスエドワード島でオールロケ!第5回AFFF(シンガポール)で最優秀監督賞、グランプリを受賞!

「花子とアン」縦書きの魅力

2014年05月06日 | 「花子とアン」について

ゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか?

昨日は子どもの日、とあって弊社で手がけてたこども映画祭の報告記事を書いておりました。

モンゴメリさんも村岡さんにも共通して感じられるのは、子どもへの深い愛情です。

そしてその可能性を信じておられることです。

 

その深い愛情が私にあるのかはまだ未知の部分が多いですがモンゴメリと村岡花子に深く影響を受けたことは確かです。私は映画に携わってきましたので、小・中・高校生の多感な時期にもっと良い映画をみてほしいという思いで昨年度(2014年3月2日)に沖縄に子ども映画祭を立ち上げ、1日のイベントを行ったのです。興味のある方はぜひHPなどで詳細をごらんください。http://www.kiffo.kukuruvision.com

さて、今週もつれづれ綴らせていただきます、おつきあい下さい。

今日「花子とアンへの道」をパラッと開いたら腹心の友百蓮さんとの思い出のページとなり・・・、もう6年以上前でしょうか、『アンを探して』リサーチのために訪れた「赤毛のアン」記念館で、村岡恵理さんと美枝さんに見せていただいた、村岡花子さんの縦書きの日記を思い出しました。

初めて村岡花子さんの日記をみせていただいたとき、単純な話ですが、私にとって大学ノートは横に書くもの、ということが常識になりすぎていて、縦書きで日記を書く、ということがとても新鮮に思えました。

実は、その後、カナダに帰り、しばらくは縦書きで日記を書いておりました(笑。

当たり前すぎて わざわざ書く事ではないかもしれないのですが、日本語は縦書きに適した言語だなぁ~ということがわかりました。書きやすいのはもちろん、読み返すときにも、すぅっと入ってきます。

 

それ以来、人前で話すときの原稿はわざわざ縦書きソフトを利用して、巻物風に縦書きにプリントアウトしています。(それぐらい手書きで書けばいい、という声も聞こえてきそうですが、私は字が汚いので、ときどき、書いたはいいが、自分でも読めなくて困るため、もっぱらパソコンで文字を打ちます)

そうそう、先日、拡散されたツイッターで拝見した国語の教科書が、内容はもちろん、教科書っぽくない、と感じて、原因はなんだろう?と、すぐにわからずにいたのですが、今思えば、それは、横書きを交えて、書かれていたのでした。私たちの頃は、まだ国語の教科書は縦書きが主だったと記憶しています。

とりとめのないことを書いてしまいましたが・・・、今、縦書きで文字を書く事がめっきりへっています。(かくいうこのブログも横書きです)、縦書きの魅力は日本語の魅力でもあるかもしれない、と思ったのでした。

写真の内容に全く触れていなくてすみません(焦)。

 

 


英語の宿題(笑)あなたは、どのモンゴメリのヒロイン?

2014年05月03日 | 「花子とアン」について

あなたはどのヒロイン?
モンゴメリ好きのみなさまへ

Quiz: Which Montgomery Heroine Are You?

このクイズに答えていくと、
あなたはモンゴメリ作品のどのヒロインに近いか 答えがでるというクイズです。
ただし、英語の宿題です。(とはいっても答えはそれぞれとなります・・というか、日本語訳はでません・・・)
 
私は、数年前と今では結果がちがっていました。
ぜひ、どのヒロインだったか教えてください♪ 

http://pagesunbound.wordpress.com/2012/07/11/quiz-which-montgomery-heroine-are-you/

 


「花子とアン」村岡花子関連イベントと、動画の紹介

2014年05月02日 | 「花子とアン」について
村岡花子さんが住んだ大田区の図書館では沢山の村岡花子関連
イベントが行われているようです。花子さんの生涯が丁寧につづらている動画を発見~
 
「赤毛のアン」翻訳者の村岡花子が住んだまち 大田区
以下をクリック下さい。
写真はYoutubeより切り取りました。
 
 

沖縄の皆様へ本日5月1日(木)夜21時~RBCiラジオ「団塊花盛り」に監督宮平出演します!

2014年05月01日 | お知らせ

5月3日(土)15時からのジュンク堂那覇店でのトークイベントが目前にせまりました。

ということで、本日5月1日(木)夜9時より開始のRBCiラジオの夜の人気番組「団塊花盛り」に「アンを探して」監督宮平がちょこっと出演します!!

さて、この「映画監督への道」という本!

千里の道も、初めの一歩から、といいますが、それが意外に難しい。

今活躍している監督の「はじめの一歩」へ至る道のり40道!を掲載した本書は、映画監督や映像系を目指す人はもちろん、何か始めたい!とか、何かをやり遂げてみたい!という人にお勧めです。

40人の映画監督のなかには、劇場でみて衝撃をうけた映画「ジャーマン+雨」の横浜聡子監督や、「南極料理人」「キツツキと雨」などの沖田修一監督、私の実姉 ji ma ma がイメージソングを担当させていただいた『おかんの嫁入り』の呉美保監督など、好きな作品の監督さんがずらり。また、単なる苦労話ではなく、具体的な苦労話(笑)どんなアルバイトが嫌だったとか、前職のやめたときの言葉とか、など割と具体的に聞いているので、かゆいところに手が届くかんじです。「ふふふ、、(みんな苦労してるのだなぁ)」と思わずなんともいえない笑いが出る一冊です。

写真は、ジュンク堂那覇店さんの「映画監督への道」コーナーと、思わず立ち止まってしまった『花子とアン』コーナーです。

ではでは本日5月1日(木)夜21時~RBCiラジオ「団塊花盛り」5月3日15時@ジュンク堂那覇店で、会いましょう♪

 

 


「花子とアン」村岡花子さんのエッセイより

2014年05月01日 | 「花子とアン」について
村岡花子さんのエッセイのなかより引用
 
ときどき村岡花子さんのエッセイを開きますと、今の時代にも通じることを描いており、ハッとさせられます。今日は、一部を紹介。
 
言葉の印象
 私がおかしく感じるのは、ときどき、「こういう言葉は英語にはない」と言って日本語の優秀性を力説する人に逢うことである。たとえば「孝行」という言葉はないとか、「さび」とか「わびしい」とかいうこともないと説くのだが、なるほど「孝行」という言葉で字引をひいたらないかも知れないが、「孝行」という感情に相当した言葉は必ずある。ー略ー一つのすぐれた民族の持っている生活感情は他の同じようすぐれている民族の中にも発見できるはずである。
 
「改訂版 生きるということ」より
 
 
 
 

「花子とアン」百蓮さんの写真発見

2014年04月30日 | 「花子とアン」について
今日も「花子とアン」、楽しみです。
 
先日、下記のサイトで、大正三美人として柳原百蓮さんの写真を発見しました。
この憂いを含んだ写真、仲間由紀恵さんのまなざしに共通するものがあります。
目が離せませんね。
 
 

「赤毛のアン展」ジェイアール名古屋高島屋(5月1日~12日)のお知らせ

2014年04月29日 | 「花子とアン」について
山梨甲府でスタートした「赤毛のアン」展!
 
このゴールデンウィークに愛知のジェイアール名古屋高島屋で 5月1日~5月12日の期間開催されます。
赤毛のアン 関連グッズの販売もあり、「アンを探して」DVDも販売されます♪(「赤毛のアン」展のみの特別価格のセットもございます。)
どうぞ ご覧下さい♪
 
 
「赤毛のアン」展 JR高嶋
 

5月3日(土)15:00~ジュンク堂那覇店で「アンを探して」監督宮平トークイベント

2014年04月28日 | お知らせ
ゴールデンウィークの予定はありますか?
 
5月3日(土)15:00~ジュンク堂那覇店で「アンを探して」監督宮平トークイベントがあります。もちろん入場は無料。
 ★ ★ ★ ★ ★
2008年赤毛のアン100周年の年にカナダのプリンス・エドワード島
オールロケで撮影された「アンを探して」。翌年の公開時、有名な映画雑誌ピクトアップさんの
「ニューカマーに聞く映画監督への道」というコーナーに監督宮平が取り上げられました。
このときはまだ知りませんでしたが、皆さんの応援のかいあって、公開後12月に行われた
アジアン・フェスティバル・オブ・ファーストフィルムズで邦人として初めての
グランプリと新人監督賞をいただきました。
 
そこで、映画監督への道5月3日(木)15時よりJUNK堂那覇店にて、
宮平貴子の映画監督への道を聞いてみよう、というトークイベントが行われます!
司会はシネマラボ突貫小僧の平良竜次氏、初監督作「アンを探して」、初プロデュース作「カラカラ」
そして「花子とアン」関連書籍も充実してます。ぜひ遊びにきてくださいね!
 
 

アン優勝?!カナダのキャラクターコンテスト

2014年04月25日 | 「花子とアン」について

カナダの国営放送カナダ国営放送CBCが企画したカナダを代表するキャラコンテストでアン・シャーリーが堂々の1位!

 だそうです。やはりアンスピリットは、カナディアンスピリットといえるのかもしれませんね!

http://www.cbc.ca/books/2014/04/canadas-most-iconic-character.html


「花子とアン」百蓮れんれん♥︎

2014年04月23日 | 「花子とアン」について

「花子とアン」ついに百蓮の登場です。

林真理子さんの『百蓮れんれん』は、『花子とアン』の東洋英和以降の波瀾万丈の彼女の人生を綴ったもの。(一部ネタバレ?になるかもしれませので伏せますが)

『百蓮れんれん』は、朝ドラというより昼ドラ向けの愛憎うずまく内容になっておりますが、家族の愛を知らない彼女の背負うのちの運命も重ね合わせてみてしまいます。

個人的に、『花子とアン』のなか、人の顔もみず、部屋で読書にふける様子をみながら、花子と百蓮は、いずれも全く違う形ではありますが、文学を心のよりどころにしていたと感じます。それはもう生きる術だったといえるのではないでしょうか。逆にいえば冷たい人間関係の仲でそだった彼女がある人に出会うまでの人生のなかで、歌や詩の世界に生きることが、どんなにか彼女を救ったのだろうなぁ~と想像します。

沖縄県出身の仲間由紀恵さんの言葉遣いがかっこよくてしびれています。


「花子とアン」の孤児院について

2014年04月22日 | 「花子とアン」について
「花子とアン」楽しんでみていますが、やはり村岡花子さんの精神を培うことで、大きな役割をになった東洋英和のホスピタリティの部分は、やはり映像化にともなってずいぶん削ぎ落とされてしまったな、と感じますので、その点をすこし補足できたら、と思います。
 
ドラマにもでてきた孤児院の誕生のことについてふれたいと思います。
 
「アンのゆりかご」p71によると、この孤児院は、この辺りの乏しい貧家から、ふたりの女の子が売られていくことに心を痛めた(東洋英和の)女学生達の要望をうけ、ミス・ブラックモアが明治36年に建てたものだとあります。女学生たちは、靴下を編んだり、バザーを行ったりして、お金を集め、奉仕活動を真剣にされていました。
 
本によると、「赤い靴」の童謡のなかに出てくる異人さんにつれられていってしまう女の子の話がありますが、その女の子は、花子が日曜学校に通っていた頃に実際にこの孤児院にいた女の子だそうで、実際には異国の土地にいくことなく、結核をわずらってしまい、9才の薄命を終えたそうです。乏しい農家に生まれた花子にとっても、東洋英和でのこの奉仕活動の経験と、子ども達の未来を助ける「本」について、翻訳家になることの使命を培った時期だったに違いありません。そして、ロマンスに憧れてはいたものの、女学生たちも、花子と同じように、使命に燃えていたことでしょう。それにしても、やはり、ブラック・モア校長先生は、本当に信念の人という気がします!
 
 
 

宝石のような言葉たち 新潮社「花子とアンへの道」より

2014年04月17日 | 「花子とアン」について

思わず村岡花子ファンとしては買わずにはいられなかった(笑)「花子とアン」への道 のなかで、一番好きなページ。

辞書にならぶ宝石の数々。言葉の宝石たちと向き合う花子さんを想像させます。

 


『花子とアン』つれづれ「昔の先生たち」よりミス・グレーク

2014年04月16日 | 「花子とアン」について

「花子とアン」を観ながら、以前拝読した村岡花子さんの随筆集などで、この先生のモデルはこの方かな?と思ったり、勝手にあてっこしております。ということで、別れた恋人を思うスコット先生のモデルは、随筆集「昔の先生たち」に厳しさの化身と恐れられた(笑)ブラックモア先生とは対照的とあった、モントリオール出身のミス・グレークでしょうか。

(テレビドラマで花子がまねした手紙のことは、触れていないため、全くの勝手な予測です~!)

そう思うと、私宮平が映画を学んだモントリオール出身のご令嬢とあり、なんだか急に身近に感じるのでした。

 

宮平貴子

 

写真:村岡花子随筆集「昔の先生たち」より


「花子とアン」山梨のシンポジウムについて

2014年04月15日 | 「花子とアン」について

山梨で開催されるシンポジウムについてお知らせです。

うらやましい!

http://www.city.kofu.yamanashi.jp/kanko/event/26-hanakoshinpo.html


「花子とアン」つれずれ:ブラックモア校長先生のメッセージ

2014年04月14日 | 「花子とアン」について

『花子とアン』のブラックバーン校長先生はおそらく村岡花子随筆集『昔の先生たち』にも出てくる、ブラックモア校長先生。

随筆集では、当時の女学生だった花子たちの学校の上空を、非常に性能の高いアメリカ製の飛行機が日本の空を訪れたときのことが綴られております。

そのとき、ブラックモア先生は、「花子よ、これからの飛行機の進歩は世界を平和に導くか、戦争をもっとも悲惨にするか、どちらかです。」と語ります。

人に会いにいくための飛行機になるのか、人を殺しにいくための飛行機になるのか・・・。

100年たっても色あせない文学作品をつくり出すのも人間であれば、何十万人の命を一瞬で奪う兵器を開発するのも、人間。

随筆集で拝読したブラックモア先生のこの言葉は、アンシリーズの「アンの娘リラ」で感じたこととともに、 『アンを探して』のなかで伝えたい大きなテーマとなりました。

宮平貴子