Day #30 (愛媛)２年ぶり...『アンを探して』の影なるサポーターに再会！

さて！！話は二年前に遡りますが、映画『アンを探して』は、

映画完成前に、東京の青山にあるカナダ大使館と、

直販雑誌『いきいき』のご協力により

『いきいき』読者を集め200人規模の試写を行いました。

完成前の試写とあって、本当に、申し訳ないようなクオリティでの試写でしたが、

８割の人がアンケートに答えて下さった。

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上映後、東京から滋賀へ向かう電車のなか

私とユリプロデューサーと、

無言でアンケートを読みながら、

たくさんの応援の言葉に目をうるませたのが昨日のよう。

その夜のことは、一生忘れません。

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そのとき連絡先を書いて下さった方で

「愛媛から来ました、完成したらぜひ愛媛で上映してほしい」

という力強いメッセージが印象に残っていました。

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「シネマルナティックでの上映が叶いましたよ！！」

と伝えたく、突然失礼かなぁと思いつつ

思い切って連絡差し上げたのです。

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すると、電話越しにトントン拍子に、再会が実現しました！

なんか、映画を通じて全然知らない人に会いに、

知らない街を旅するってわくわくします。

到着したのは、素敵なギャラリー。

黒川さんのお友達の経営するお店。

個展の準備で忙しいところをお邪魔して、沢山お話を伺いました。

こちらが黒川さん。

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「映画が一般公開されたとき一番近い

劇場が大阪だったので観に行ったんです！」

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未完成試写の時は愛媛→東京！！

映画完成してからは愛媛→大阪！！

本当に、ありがたい！！

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完成版を観て「アンケートが反映された！と思うところがあり

ああ～、もしかして、私の意見が役に立ったのかなぁ？”

と思って嬉しかった」と嬉しそう。

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ハイ！まさにそのとおり。

ありがとうございます！

本当に、あのアンケートは貴重な財産でした。

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通常日本では完成前に映画を一般の人に見せるということは

ほぼタブー視されていますが、

特に脚本から携わっていると、シーンに対する思入れが強く、

さらに撮影で苦労したシーンなどを

カットする判断を下すことは難しい。

でも、無駄なシーン、リズムを崩すシーンが入っていると

知らず知らずに間延びし、作品として出来の悪いものになってしまう。

たとえプロでも、自分の主観と客観を切り替えるのは

難しいことだと思います。

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そんなとき一旦、映画関係者でもない一般の人達から

意見を聞くことは、作品をより良くするには、とても重要だと、

ガニオン師匠の映画『KAMATAKI』の

ポストプロに携わるなか、学びました。

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多くの人から意見を拝聴しつつも、『アンを探して』では

私自身も脚本にコアに参加し、

８５バージョンほど書き直していますが、

何回脚本を書き直しても存在し続けたあるシーンがありました。

それは、私にとっては大事なシーンで、思入れもあった。

撮影前にユリPさん、ガニオン師匠からも要らないのでは？

という提案がありましたが、

これは必要です、と言い切っていました。

そしてもちろん、撮影したことは後悔していません。

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でもいざ編集してみると、少し違和感がある。

それでも大事な意味をもつシーンだ、という思いは強く、

カットする決心がつかなかった。

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でも、この200人の未完成試写でのアンケートではじめて、

ハッキリと、そのシーンの真意が観客に伝わっておらず

「誤解」を与えていることを自覚した。

カットすることが必要だとハッキリと判断できた。

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黒川さんを初め、あのとき参加していただき、

アンケートに答えて下さったた皆さん、そして

他の試写でアンケートに答えて下さった皆様、本当にありがとう！

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この日は黒川さんオススメの天然酵母のパン屋さん

Hulotさんにもお伺いしました。

黒川さんの友人の愛犬メアリーちゃん。ハマってます(笑)！

もちろん、パンを購入しました！！

黒川さんのご案内で、とても素敵な愛媛を発見することができました。

西条市のみなさん、ありがとうございました。

(あ、隣の美容室の人も手を振ってくれている～～)

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その夜の夕食

アン旅30日目を祝い、ワインとチーズを購入し、図々しくも

チサンインさんにワイングラスをお借りして、、、

美味しい天然酵母のパンをメインに、乾杯しました！！！

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そしてこの夜、

大分のシネマ５の田井さんから、

「映画見ました！いいですね～ぜひ、やりましょう！」

という連絡もいただきました！！

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これで九州全県で

『アンを探して』の公開が実現。

アン旅30日目の節目にふさわしい

最高の日になりました！

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たかこ