アンを探して Looking for Anne

「赤毛のアン」の島、プリンスエドワード島でオールロケ!第5回AFFF(シンガポール)で最優秀監督賞、グランプリを受賞!

Day #29~30 (愛媛)ようこそ!「ぼくの映画館☆シネマルナティックへ」橋本氏と会う。

2010年05月23日 | 『アンを探して』7000キロの旅<アン旅>
Day #29
早朝「アンを探して」ホテルロビーをみると、
なんと掲示板に『アンを探して』のチラシが!
チサンイン 丸亀善通寺のスタッフの方が映画のチラシを
ロビーの情報掲示板に貼ってくれたのです。
ただ、惜しいことに香川県では
まだ上映は決まってないのです!
でも、絶対、決めてみせます!(とユリPと決意。)
応援ありがとうございます。
そして翌朝は、2日前ぐらいに急遽「6月19日の公開は可能ですか?!」
という要請をいただいた愛媛・松山のシネマルナティックさんに向かいました!!
こちらがシネマルナティック。
劇場開館前ですが、チラシを手に持った仲良し5人組と
見られる女性たちが劇場前でおしゃべりしている。
「おかしいなぁ~」とドアを開けようとする私たちに
「まだよ~もうちょっと待って!今来るわよ」の声。
常連さんのようです。
そのうちに向こうから橋本さんが姿をみせ
お客様に「いらっしゃいませ~の声。」
受付にいき、モギリをしお客様を案内しつつ、
「あ、どうぞどうぞ、さぁ、さぁ少しお待ちくださいね~」
と案内されるままにロビーに。
しばし待って様子を見ていたのですが・・・
そう、橋本さんお一人で映写からモギリ、
電話対応全てを行っていました!
・・・
「ちょっと前にバイトも雇えなくなってねぇ~」
そうお話する様子は、
清々しさすら感じる。
・・・
よくよく観ると、受付の後ろにはこれから上映する
作品のファイルや過去の上映作品のファイルがぎっしり。
事務所兼受付というナイスアイデア。
「一人なんで、何でもできるように」と話す橋本さん。
なんと、受付のすぐそばに編集機まであります。
もちろん、劇場の様子、受付の様子は小型のカメラで
モニタリングすることができ、工夫で一杯。
説明する橋本さんもけっこう楽しそう!
手作り感あふれる受付と対照的に、
劇場はシートもきれいで、ホールの背も高く
映画を上映する環境は妥協なし!
///・・・
ところでルナティックの名前の由来は?
「16年前に劇場に務めていた頃、
夜だけ普通の娯楽作から少し外れた、
面白くてあぶない映画の上映をしてたんです。
その上映に集まる人たちで、ルナティックという
サークルみたいな感じになって、、
独立したときにその名前をつけようと思ったんです。」
そんな橋本さん。
どんなに忙しくても、上映作品は必ず観てるのだそう。
「一時期、忙しくなって映画が見れない時期が
あったんですが、映画が好きではじめたので
やっぱりダメだなぁと・・・」
・・・
一人で、全てやる。
というこの状況を「憐れ」と思ったり、
「儲けにもならないものを...」
と笑うこともできるかもしれない。
・・・
「確かに厳しいですが好きな仕事だし、
一人でもできるならやろうと思って」。
たんたんと、お話しする様子に何かこちらまで、元気をもらう。
・・・
私自身は多分甘やかされて育った方だ。
それでも、映画の道に進むと決意したときに橋本さんと同じことを考えた。
・・・
人生は長いようで短い。
もちろん、お金が儲かればいうことなしですが、
どうせ働くなら、1日の大部分を好きなものに
費やせることはいいことだ。
・・・
だってどんなに大金持ちになろうが、
時間は取り返そうと思っても取り戻せない。
そうこう話しているときも、
写真を撮ってる合間にも、
地図にサインを書いてもらっている合間にも
電話がなるたびに「あ、失礼!」と電話対応。
テキパキと働く姿が、映画のワンシーンを見てるようでもある。
そして忙しいなかでも、地元のマスメディアさんに
私たちアン旅のことをお知らせしていただきました!
感謝。
「申し訳ないけど僕はこの通り、
劇場からはなれられないので・・・」
<映画狂>橋本氏の映画館
シネマルナティックにバンザイ。
たかこ
追伸
『アンを探して』は6月19日から2週間上映です!


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2 コメント

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うれしいですね (ポコペン)
2010-05-23 16:55:47
全国各地に映画の灯をともし続けてくださっている方がいらっしゃるということが!
儲からなくても、自分のためだけではなく・・
本当にありがたいことです。
映画は作っても見てもらわないと意味がない。
それにテレビと違い劇場に行かないと見られない。公開してくださる劇場関係の方には、ホントに感謝です。
映画を愛する者として感動です。
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ポコペンさん (たかこ)
2010-06-13 00:08:43
本当に感動ですよね。町中の映画館は、なくなってからではおそすぎるものの一つ。一週間に一本、ぜひ映画を観に行きましょう(笑)!
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