何をやっても長続きしない私が、週に一度ならばと始めてみたブログですが、一週間ってあっという間ですね。
時間の流れにただ押し流されているだけのような感じがします。。。
私たち人間は学校でも職場でも、そして家庭においても、やらなければならないことと、時間に追い回される日常を送っています。
たまには、そんな日常を離れてみたいと思うことはありませんか?
私はあります。
私の理想的な生活は人里離れた静かな山奥で、ひっそり暮らすことです。
昼は好きな本を読んだり、山菜を摘みに行ったり。夜は秘湯に浸かりながら月見酒を楽しむ。
そんなふうに、一日一日をゆっくりのんびり過ごして行けたら最高だと思います。
ですが、そんなにうまくいかないのが現実です。だって、私はキノコが大嫌いなので。
(山なんて、キノコだらけじゃないですか。考えただけでも…おぞぞ)
理想と現実のギャップを埋めてくれるものがあると、人生がより楽しくなります。
完全にではありませんが、私の理想と現実のギャップを多少埋めてくれる本があります。
《超訳 ニーチェの言葉》白取春彦編訳(2010、ディスカヴァー・トゥエンティワン)です。
ニーチェさんFriedrich Nietsche(1844-1900)といえば、《ツァラトゥストラはかく語りき Also sprach Zarathustra》(1883-92)がすごく有名ですよね。
19世紀後半のドイツの作曲家リヒャルト・シュトラウスさんRichard Strauss(1864-1949)がこれに着想を得て書いた同名の交響詩(1896)の冒頭が、アメリカの映画監督スタンリー・キューブリックさんStanley Kubrick(1928-1999)による《2001年宇宙の旅(原題:2001:A Space Odyssey》(1968、イギリス/アメリカ)に使われ、さらに今では日本のテレビCMにまで使われるという、国境どころか時空さえも超えたとんでもない波及効果です。
ニーチェさんの影響力って凄い!まさに神ッテル(笑)
この本の良い所は、そんなニーチェさんが人生で書いた著作の中から、選りすぐりの言葉を選り抜いて、テーマ別にまとめてあるところです。
ニーチェさんの崇高な思想を勝手にぶつ切りにして、「けしからん!こんなものは本当のニーチェじゃない!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この手の本では異例の100万部超のベストセラーです。続編も出ています。
細かいことには目をつぶりましょう。(←お前が言うな~)
そもそも、読まれてこその本です。
現実問題、ニーチェさんの著書を丸々一冊読みとおすのは、かなりの読書好きか哲学書マニアか、もしくは言葉フェチじゃないと難しいと思います。
しかも、何作もありますし。。。
大切なのは、だったら「読まなくていいよ」という態度ではなくて、「こんな本ですよ」と伝える努力をすることだと思います。
だって、今現在、私たちが手にしている技術、目にしている文化や知識は、そうやって先人たちが様々に工夫をして伝える努力をした結果、受け継がれてきているわけですから、私たちも次の世代の人たちに伝える努力をしなければと思うのです。
もしも、シュトラウスさんが例のあの曲を書かなければ、ニーチェさんの名前がこれほどまでに私たちの意識の中に浸透していたでしょうか?
ニーチェさんの名前を、この曲との関わりでしか知らない人もいるのではないでしょうか?
そんなふうに、地球上の人類みんなで時代を駆けながら伝言ゲームをしているんだなって思うと、なんだか毎日の生活が楽しくなってきませんか?
苦手な外国語の勉強も頑張れそうな気がします。(気のせい!?)
なんて、えらそうなことを言いましたが、私はニーチェさんの作品を一作も読み切ってません。(←おい、どういうことだよ…)
どれも、途中で飽きます。だって、私は哲学者でも思想家でもないし。。。
書いてあることには、一々感服させられるのですが如何せん、集中力が続きません。(トシのせいです、はい)
とはいえ、ニーチェさんは凄いなって素直に思える所は、なんといっても鋭い洞察力です。
現実を的確に把握できていて、しかもその対処法を知っている。
それは、世紀を隔てた現代でも十分通じることで、逆に言うと、私たち人間の本質って本当は時代に左右されていないことに気づかされるんです。
使う言葉も、言葉の意味も、価値観さえあっという間に変化して行ってしまうこの現代社会で、人間自身が変わらないハズがないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方に、この本を読んでいただきたいです。
私たち人間の本質や考え方・生き方がニーチェさんの時代と変わったか、そうでないのか、読んでみると分かると思います。
私は日常生活の中で、自分の理想が実現できなくて悩む時、この本を何気なく手に取ってパラパラとめくってみます。
すると、思いがけないヒントに出会って、気持ちが軽くなったりします。
そういう本です。
でも、この本を読んでも私のキノコ嫌いは治りませんけどね。。。
時間の流れにただ押し流されているだけのような感じがします。。。
私たち人間は学校でも職場でも、そして家庭においても、やらなければならないことと、時間に追い回される日常を送っています。
たまには、そんな日常を離れてみたいと思うことはありませんか?
私はあります。
私の理想的な生活は人里離れた静かな山奥で、ひっそり暮らすことです。
昼は好きな本を読んだり、山菜を摘みに行ったり。夜は秘湯に浸かりながら月見酒を楽しむ。
そんなふうに、一日一日をゆっくりのんびり過ごして行けたら最高だと思います。
ですが、そんなにうまくいかないのが現実です。だって、私はキノコが大嫌いなので。
(山なんて、キノコだらけじゃないですか。考えただけでも…おぞぞ)
理想と現実のギャップを埋めてくれるものがあると、人生がより楽しくなります。
完全にではありませんが、私の理想と現実のギャップを多少埋めてくれる本があります。
《超訳 ニーチェの言葉》白取春彦編訳(2010、ディスカヴァー・トゥエンティワン)です。
ニーチェさんFriedrich Nietsche(1844-1900)といえば、《ツァラトゥストラはかく語りき Also sprach Zarathustra》(1883-92)がすごく有名ですよね。
19世紀後半のドイツの作曲家リヒャルト・シュトラウスさんRichard Strauss(1864-1949)がこれに着想を得て書いた同名の交響詩(1896)の冒頭が、アメリカの映画監督スタンリー・キューブリックさんStanley Kubrick(1928-1999)による《2001年宇宙の旅(原題:2001:A Space Odyssey》(1968、イギリス/アメリカ)に使われ、さらに今では日本のテレビCMにまで使われるという、国境どころか時空さえも超えたとんでもない波及効果です。
ニーチェさんの影響力って凄い!まさに神ッテル(笑)
この本の良い所は、そんなニーチェさんが人生で書いた著作の中から、選りすぐりの言葉を選り抜いて、テーマ別にまとめてあるところです。
ニーチェさんの崇高な思想を勝手にぶつ切りにして、「けしからん!こんなものは本当のニーチェじゃない!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この手の本では異例の100万部超のベストセラーです。続編も出ています。
細かいことには目をつぶりましょう。(←お前が言うな~)
そもそも、読まれてこその本です。
現実問題、ニーチェさんの著書を丸々一冊読みとおすのは、かなりの読書好きか哲学書マニアか、もしくは言葉フェチじゃないと難しいと思います。
しかも、何作もありますし。。。
大切なのは、だったら「読まなくていいよ」という態度ではなくて、「こんな本ですよ」と伝える努力をすることだと思います。
だって、今現在、私たちが手にしている技術、目にしている文化や知識は、そうやって先人たちが様々に工夫をして伝える努力をした結果、受け継がれてきているわけですから、私たちも次の世代の人たちに伝える努力をしなければと思うのです。
もしも、シュトラウスさんが例のあの曲を書かなければ、ニーチェさんの名前がこれほどまでに私たちの意識の中に浸透していたでしょうか?
ニーチェさんの名前を、この曲との関わりでしか知らない人もいるのではないでしょうか?
そんなふうに、地球上の人類みんなで時代を駆けながら伝言ゲームをしているんだなって思うと、なんだか毎日の生活が楽しくなってきませんか?
苦手な外国語の勉強も頑張れそうな気がします。(気のせい!?)
なんて、えらそうなことを言いましたが、私はニーチェさんの作品を一作も読み切ってません。(←おい、どういうことだよ…)
どれも、途中で飽きます。だって、私は哲学者でも思想家でもないし。。。
書いてあることには、一々感服させられるのですが如何せん、集中力が続きません。(トシのせいです、はい)
とはいえ、ニーチェさんは凄いなって素直に思える所は、なんといっても鋭い洞察力です。
現実を的確に把握できていて、しかもその対処法を知っている。
それは、世紀を隔てた現代でも十分通じることで、逆に言うと、私たち人間の本質って本当は時代に左右されていないことに気づかされるんです。
使う言葉も、言葉の意味も、価値観さえあっという間に変化して行ってしまうこの現代社会で、人間自身が変わらないハズがないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方に、この本を読んでいただきたいです。
私たち人間の本質や考え方・生き方がニーチェさんの時代と変わったか、そうでないのか、読んでみると分かると思います。
私は日常生活の中で、自分の理想が実現できなくて悩む時、この本を何気なく手に取ってパラパラとめくってみます。
すると、思いがけないヒントに出会って、気持ちが軽くなったりします。
そういう本です。
でも、この本を読んでも私のキノコ嫌いは治りませんけどね。。。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます