9/11 対アビスパ福岡 Ｊリーグ第28節その3

名古屋戦で勢いを失ってしまった鹿島の攻撃陣について書きたいと思います。

３連覇の頃は交代枠が３人ということもあり、試合終了直前まで選手交代が無いということが結構ありました。
メンバーも過密日程でなければ固定されていることも多く、結果的に同じメンバーで長い時間戦うことで息の合ったプレーというのも数多く見られました。
しかし、近年、毎年のように海外移籍等により主力が定着しなくなると、移籍して日の浅い選手達に、攻撃の中心を担ってもらうことが増え、気付けば鹿島らしい攻撃というものがどんなものかわからない状態になってしまったような気がします。
いつしか敵陣のサイドでスピードを失ってノッキングし、バックパスを選択する機会も増えました。

誰が原因で、誰が悪い、ということをいうつもりは全くありません。
ただ、丁寧に細かいパスをつなぎながらもスピードがあり、ひとたびボールを奪ったら選手が湧き上がるようなカウンターを再び見てみたいのです。
そのためにはチームとしての「狙い」が必要なのかなと思ったりしています。
よく約束事っていう表現を使う人がいますが、ちょっと違う気がします。鹿島の伝統は臨機応変に相手の弱いところを突くというもので、決まりきったルールのようなものは馴染まないと勝手に思っています。
あと選手交代ですが、２枚替、３枚替も戦術の最先端で悪くないのかもしれませんが、チームの狙いを浸透させるために最小限の交代、できれば最後までスタメンで戦いきるのも悪くないのではないでしょうか。
常勝軍団は一日にして成らず、どこよりも鹿島が一番よく知っているはずです。
一歩一歩地道に努力を積み重ねて再び頂点を掴みましょう。


頑張れ！鹿島アントラーズ‼