
2017年9月12日、先週の火曜早朝に『なちゅ』は天国に引っ越しました。
8月に、ちょっと持ち直し、なかなかの調子を保っていたのですけど。

箱根から帰った時も『うぎーっ!』とご飯を催促して、がつがつ食べたのですけど。
9月7日木曜日の午後辺りから、急に立てなくなり痙攣したりして目が離せなくなりました。
本当に、いきなり、何の前触れもなくです。
歩けなかったのに、看病で倒れ寝してた私のお腹の上に、いつのまにか載って寝てて、心底驚きました
でも、月曜日には全く起き上がれず。それでも立ちあがってトイレに行こうとする

もうオムツなので抱っこしてトイレに座らせて・・・。
そこからは、またピノコと同じく、ベッドの引き出しの中のスペースで。
ずっと側にいられたし、世話もさせてくれたので心の準備は出来ていました。
それでも。
KYでベタベタとしつこくて、たまに『なちゅ、ウザイ!』ってしたことを思い出し後悔しています。
耳が聴こえないから不安で、側にいたかっただけだったろうに。
そうやって邪険にしても、ぐいぐいと割り込んで来たり、お腹に載ってきたりはしてましたけどね
9年ほど一緒に暮らせたのでしょうか。
ちゃんと腕の中で逝ってくれたので、『なちゅ、ごめんなー』と何度も謝りました。
聴こえてはいないだろうけど、わかってくれたと思います。
そして、最後。
息を深く吐いたから、心臓の音を聞くために胸に耳を当てました。
確かに止まっていたので、『なちゅ、よく頑張ったなぁ』って頭を撫でたら・・・戻ってきました。
なんと5回も!!
KYでしつこい『なちゅ』らしくて笑っちゃいました。
ずっと『私、頑張る』って声が頭に届いていたから、『なちゅ、頑張らなくていいよ』っておでこを合わせて伝えました。
そしたら『いいの?そうなの?そっか。』って。
静かに穏やかに苦しまず逝きました。

頑張らせちゃってたんだな、って反省したと同時に、送り出せてホッとしました。
でも、本当は!
頑張って、まだ側にいて欲しかったんです。
KYでもウザくても、うるさくてもゲロリンちょでも何でも。
ゲロリンちょだから、綺麗なベッドカバーを使えず仕舞ったままだったけど、それでも良かったのに。
ピノコ&なちゅのお気に入りクッションに寝かせて帰宅したら、ばあやがお花をプレゼントしてくれてました。

毛もツヤツヤで眠っているようで、今にも『うぎーっ!』って起きてきそうでした。
あぁ、本当に逝ってしまったのだと。
やっと、号泣しました。いや、出来ました。
レッスン前は泣けませんでしたから。
一晩、ベッドで一緒に寝ました。
定位置のテーブルの下を何度も見ます。
なちゅのかすかな『んっ』っていう呼び声がしないか耳を澄ませもしました。
ベッドに乗る『とすっ』というかすかな振動と、足元にふわっと尻尾がまとわりついた気配が先週木曜日にありました。
でも、もうそれっきり何にもありません。
きっとピノコとアクビに会って安心したのでしょう。
虹の橋では耳も聞こえるだろうし、不安も恐怖もありませんから伸び伸びのんびりしてると思います。
もっと、側にいてくれるかと思ったけど
なちゅが幸せで穏やかなら、それでいいです。

白い薔薇一輪、お寺に連れて行ってもらう箱に入れました。あと、ねずみのおもちゃも。
家が静かです。
本当に静かです。
残されたニャンズを守りきることが私の使命ですからね。
今度は私が頑張る番だね、なちゅ!
まぁ、たいがい頑張ってるんだけどさ・・・。
なちゅ、うちのコで幸せだったかい?
あーちゃんは幸せだった。
我が家に来てくれたお友達を大歓迎してくれて、ありがとね。
あーちゃんに捕まってくれて、ありがとね。
あんまりピノコやアクビにしつこくしないようにね。
実はさ、またたびを持たせるの忘れたのよ。
だから、また食べにおいでよ。
待ってるよ。
ニャンズと待ってるよ。
いつでも帰っておいで。
ありがとう。
皆さまへ
皆さんのおかげで、なちゅは、常に清潔なタオルで拭いて貰えて幸せでした。
ありがとうございます!!