こんにちは。あんず鍼灸整骨院です。
最近、こんな事を聞かれたり、Web上で議論されていますが、どれもコレもわかり難いのですね。
整骨院で保険が使用できるのは(当院は慢性疾患を取扱う鍼灸マッサージ師もいます)
骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷(肉離れ)
です。(骨折・脱臼に関しては医師の承諾が必要です)
いわゆる、急性外傷(転んだ、打った、捻った)・亜急性外傷(※)に限ります。
この様な症状には保険が使えます。
で・す・が
今、TVを賑わしているのは
『接骨院って保険が使えるマッサージでしょ?』
って事ですが。
これはアウトです。
では、事例を追って説明します。
スポーツや日常生活で足首を捻ってしまった→これはOK!!
体が重いしなんとなく腰も痛いような気がするからリラックスしたい→これはアウト!!
これでわかるのは『痛みの理由、日時がハッキリしている』と言う事になります。
この辺の線引きは説明すると非常に長くわかりにくくなるので
と思ったら当院へ相談いただければ…と思います。
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※「亜急性」とは、身体の組織の損傷の状態が急性のものに準ずることを示すものであり、「外傷性」とは、関節等の可動域を超えた捻じれや外力によって 身体の組織が損傷を受けた状態を示すものである。(内閣参質一五五第八号)とあります。でもこれでもよくわからないという方が多いので、接骨院の先生たち が学校で学んでいる教科書では、どう教えられているかを紹介しましょう。
亜急性外傷とは何かしらの微細な外力が体に蓄積してある日突然 痛みを発症する怪我の事を言います。・・・では、何かしらの微細な外力が何なのかということですが、これは、日々何気なく生活をしている中で無理な姿勢で ものを取ろうとしたり不自然な動きをする事で体に捻れや圧迫力、伸展力が働き徐々に体が歪んできます。この体が歪んできた状態でもまだ怪我は発生していま せんがこの状態が長く続いてくると段々と関節などが動かしにくくなりさらに無理な動きをしてしまいます。こういう事が繰り返されることによって関節やその 周囲の筋肉や靭帯に損傷が起こり怪我が発生します。これが亜急性外傷の発生メカニズムです。(柔道整復学-理論偏(改訂第4版)P.18からの抜粋より) こちらのほうが、少しわかり易いかと思います。
外傷と聞くとよほどのことと思いますが、筋肉や関節に痛みがある場合の多くは、外傷が 関係しています。昔から『スジを違えた』『スジを伸ばした』ということを言いますが、これらも捻挫や挫傷、肉離れなどの外傷がほとんどです。 また、亜急性外傷とは、期間が経った外傷という意味ではなく、急にひねったりぶつけたりしなくても、反復の動作を繰り返したり、持続した負担が続いたりす ると、筋肉などの軟部組織は傷つきます。みなさんもご存知だと思いますが反復で負担をかけていたりすると、場合によっては知らぬ間に関節や筋肉をいためた り、疲労骨折のように骨が傷つくことさえあります。 このような外傷を亜急性外傷といいます。
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ですので御自身で判断しないで、当院に来院して相談していただければとおもいます。
また、保険外で原因のわからない慢性期疾患の治療や、すっきりしたい人へのリラクゼーションの施術(30分1,500円+税)で行っております。