以下の記事をご紹介します。
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帯状疱疹とは、ウイルスによって引き起こされる皮膚病の一つとなります。
原因や痛みについてですが、まずは原因としては、免疫力が低下した時に起こりやすいとされています。
免疫力が低下する時としては、ストレスや疲労の他にも、加齢や不規則な生活などがあります。
一般的には60代の方の発症が多いですが、働き盛りの20代30代の方の発症する可能性は高いため、免疫力を低下させない習慣をつける必要があります。
痛みですが我慢できないほど痛みを感じる方や、我慢できる程度の痛みという方もいるため、個人差は大きいものとなります。
中にはそれほど痛みを感じないという方もいます。帯状疱疹が治ってきても痛みが続くことがあり、長い場合ですと数か月、数年痛みが残るという場合もあります。帯状疱疹を治す薬と副作用についてですが、薬としては炎症を抑える薬とウイルスを抑える薬の2つがあります。
炎症を抑える薬は塗り薬となり、ウイルスを抑える薬ですと、飲み薬と塗り薬が存在します。
塗り薬の副作用はそれほど心配はありませんが、飲み薬ですと、臓器の胃や腸に負担がかかってしまうことが多いようです。
症状としては、胃痛、嘔吐、腹痛、下痢などがあります。
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Tianjing University of Traditional Chinese Medicineで行われた研究です。
78名の帯状疱疹の患者を以下の2つのグループに分けて研究を行いました。
グループ1:通常の投薬に加えて鍼灸の治療を受ける
グループ2:通常の投薬治療を受ける
グループ1の方がグループ2よりも痛みが少なく、また鎮痛剤の量を減らすことができました。
また、3ヶ月後のPHN(帯状疱疹後神経痛)を追跡調査したところ、グループ1はPHNが3.3%しかなかったのに対し、グループ2は30%という結果になりました。
VAS(視覚的アナログ尺度)で行われた痛みの評価は、グループ2に比べてグループ1は大幅に減少していました。
また、グループ1はグループ2よりもヘルペス性病変が早く治癒するという結果となりました。
研究者は、鍼灸と投薬を組み合わせることは、帯状疱疹の安全で効果的な治療法であると結論づけています。
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引用:Health CMI 2017年4月2日
http://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/1729-acupuncture-painkilling-relief-for-shingles-found
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この研究で使われたツボ
Ashi:阿是穴
LI4 (Hegu):合谷
LI11 (Quchi) ; 曲池
Jiaji (extra):夾脊
↑の阿是穴(あぜけつ)は経絡にはない不特定のツボです。
Ashiとあるので臀部・大腿部~足までの押して痛みが強い場所などを選んで鍼灸を行ったかと思われます。
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