ここからはネタバレがあります。
かなりの長文になりますが、ご了承ください。
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坂本龍馬を見送り、無事任務を終えた和泉守兼定率いる第二部隊。
しかし、任務を終えた堀川国広は陸奥守吉行と坂本龍馬の様子を見て「彼にどんな死に方をするのか伝えようと思わなかったのか」と陸奥守に問う。
堀川の思いを聞いた陸奥守は「あと2年で終わる人生なら、正直教えてやりたい」と応えた。
堀川は「もし自分が元の主である土方歳三に出会ったら、黙っていられないと思う」と複雑な思いを吐露する。
重苦しい空気の中、帰還を待つ部隊であったが、そこに飛び込んできたのは、今の時代に残るようにという審判者からの通達だった。
そして、町に戻った彼らが見たのは、歴史上では起こっていない火事、そして6月に起こるはずの暗殺事件。
原因は、潜伏している時間遡行軍が坂本龍馬の捕縛させるためにに動いているためではないかという審判者の見立てから、
再び彼の護衛と遡行軍への警戒を行うことになった。
更に、第二部隊がいる慶応二年の時間軸へ何度も移動してきたために、歴史にも影響があるのではないかという報告を受け、
和泉守はまた、関係のない人達が傷付いていることに心を痛めるのであった。
龍馬がいる薩摩藩の屋敷を見張る堀川と和泉守。
堀川は「龍馬が寺田屋で暗殺されていたら歴史は変わっていたのかな」と呟く。
話を逸らそうとする和泉守だが、堀川は自分達の元の主である土方歳三の人生は変わったのではないかと言い出す。
堀川をたしなめ、不安定な彼の様子を気にかける和泉守。
蜻蛉切・鶴丸国永と見張りの交代をした二人は、町の方へと足を伸ばす。
すると突然、新撰組と浪士たちの斬り合いに遭遇し、沖田総司を見かけたことによって、堀川の土方歳三に対する思いは徐々に強まっていた。
そんな彼に対し、「自分は土方に会いたくない。坂本龍馬を守ることで土方さんの人生を追い込むことになる。会えば辛くなるだけだ」と静かに自身の思いを伝える和泉守だった。
その頃、待機していた陸奥守が、龍馬が一人で屋敷を抜け出し、梅の花見物に行ったことを思い出す。
そして、龍馬は本当に屋敷から抜け出していたことが判明。部隊全員で龍馬の行方を捜し始める。
龍馬がいるはずの庭園で捜索している最中、陸奥守が土方歳三と新撰組が偵察に出向いているのを発見。
同じ頃、堀川も梅の花見物をする龍馬を発見し追跡を開始。
だが堀川は、土方に対する思いを更に募らせ、考えがあらぬ方向へと行き、葛藤する。
そんな中、時間遡行軍が龍馬を襲撃。堀川は龍馬を逃がし、遡行軍に応戦。
蜻蛉切に後を任せ、鶴丸と共に龍馬の護衛へと向かう。
そこに陸奥守・和泉守も合流するが、そこに土方歳三が現れ、和泉守はその凛々しさに嬉しさがこみ上げ、涙を溢した。
だからこそ、龍馬を守り、歴史を守り抜くと、改めて心に決めた和泉守。
遡行軍を撃退し、安堵の表情を見せる和泉守と陸奥守のところに、暗い表情の堀川が姿を見せ、
自分が任務中に、龍馬が死んだら土方さんの人生を変えられたかもしれないと口走る。
その苦しさを和泉守にぶつけるが、彼からの返答は「土方さんが好きだから、自分は自分の忠義を守る」というものだった。
和泉守の涙は、土方を守りたくて流した涙なのではないかと問う堀川だったが、
「歴史を守るだけだ」と彼は堀川に背を向ける。
それを見た堀川は「ごめん」と呟き、和泉守と違う方へと歩みを進めるのだった。
前回に引き続き、坂本龍馬や新撰組との回でした。
前回、陸奥守くんと坂本龍馬が出会ったことで、元の主である土方歳三に対する堀川くんの思いは暴走寸前です。
正直、ここまで重症とは思っていなかった…(;´Д`)
若い頃の強い憧れは時に周りを見えなくしてしまうので、今の彼の姿は本当に痛々しいものでした。
対する和泉守くんは思いを秘めながら、それでも姿を見れたことを素直に喜ぶ彼の姿は、
土方さんに対しての絶対的な信頼や厚い忠義からくる感情なのだと思います。
龍馬に会った陸奥守くんはどちらの思いも分かっているから、困惑するのは当然だし、
薬研くん、鶴丸さん、蜻蛉切さんも元の主に対する思いは同じなのだと思います。
堀川くんはこのまま土方さんのために突っ走ってしまうのか。
和泉守くんや部隊のメンバーはどう動くのか。
物語は佳境へと。
次回、『鉄の掟』。
お見逃しなく!!
宝