最大震度7を記録した北海道地震は、6日で発生から1か月となる。大規模な土砂崩れが起きた厚真(あつま)町などでは5日午後5時現在、計458人が避難所での生活を続けている。一方、道路などのインフラや、商工、観光など各産業での損害を合わせ、地震による被害額は4000億円を超えることが、国や道庁などへの取材でわかった。
9月6日未明に発生した地震では厚真町などで41人が死亡した。建物被害は1万4000棟を超える。
国土交通省や道庁などによると、道路や橋など公共土木施設の被害額は1261億円。商工業は、停電による食品廃棄や出荷停止などの影響で1574億円の被害が推定される。農地や農業用施設、用水路などの被害は338億円に上る。
観光業では、宿泊のキャンセルや飲食などの消費の落ち込みも含め被害額は356億円となる見込み。教育施設の損壊なども合わせ、被害額の合計は4007億円に上るとみられる。
【関連記事】
札幌市、厚真町などで震度4…北海道地震余震か
ブラックアウト…北海道が背負った“因縁と宿命”
VISAやMastercardでもタッチで決済!?
洪水危険、土砂崩れ注意…「地名」は警告する
こんなに違う! 世界の「生理」事情
最終更新:10/6(土) 7:16
読売新聞
元記事はこちらから