東京都の築地市場は10月17日の夜8時で完全に閉鎖され、一般客だけでなく市場業者の立ち入りも禁じられました。しかし18日も、市場の移転に反対する業者が敷地内に入って“営業”を強行する騒ぎになりました。
前夜「完全閉鎖」された築地市場には、18日午前10時ごろから継続営業を求める仲卸業者と支援者が集まり、東京都側に対して入場させるよう求め、都の職員や警備員と押し問答になりました。都の担当者が「築地市場は閉場しています。入場できません」と呼び掛ける中、業者らは入場を強行しようと試みました。築地市場の正門はゲートが閉められ、ゲート前にもフェンスが置かれるなど厳重に封鎖されているため入れず、業者らは工事関係者の出入り口から敷地内へ、そして午前11時すぎには正門から100メートルほど南にある青果門周辺から鉄柵を乗り越えて、業者を先頭に支援者らが次々と市場の中に入っていきました。
都の職員と警備員は必死に止めようとしましたが、業者と支援者は制止を振り切り、建物の中へと向かいました。結局、“営業”は午後0時半ごろまで1時間半ほど行われました。業者によりますと、この日に“営業”したのは水産仲卸業者の2店舗で、100人を超える支援者がサケの粕漬けなどを買ったということです。
支援者らは「まだ中で商売をしている人がいるから、買い物に行こうと思って来た」「これ(粕漬け)しか売っていなかった。魚を買いたいと思っていたのでゲットした」などと話しました。また敷地内に入り込んだ仲卸業者は「(“営業”の手応えは)十分あった」「皆さん応援してくれているから助かった。できれば続行したい」などと話しました。
反対業者は19日以降も場内に入る構えで、築地ではこの先も混乱が続く見通しです。
最終更新:10/18(木) 21:46
TOKYO MX
元記事はこちらから
前夜「完全閉鎖」された築地市場には、18日午前10時ごろから継続営業を求める仲卸業者と支援者が集まり、東京都側に対して入場させるよう求め、都の職員や警備員と押し問答になりました。都の担当者が「築地市場は閉場しています。入場できません」と呼び掛ける中、業者らは入場を強行しようと試みました。築地市場の正門はゲートが閉められ、ゲート前にもフェンスが置かれるなど厳重に封鎖されているため入れず、業者らは工事関係者の出入り口から敷地内へ、そして午前11時すぎには正門から100メートルほど南にある青果門周辺から鉄柵を乗り越えて、業者を先頭に支援者らが次々と市場の中に入っていきました。
都の職員と警備員は必死に止めようとしましたが、業者と支援者は制止を振り切り、建物の中へと向かいました。結局、“営業”は午後0時半ごろまで1時間半ほど行われました。業者によりますと、この日に“営業”したのは水産仲卸業者の2店舗で、100人を超える支援者がサケの粕漬けなどを買ったということです。
支援者らは「まだ中で商売をしている人がいるから、買い物に行こうと思って来た」「これ(粕漬け)しか売っていなかった。魚を買いたいと思っていたのでゲットした」などと話しました。また敷地内に入り込んだ仲卸業者は「(“営業”の手応えは)十分あった」「皆さん応援してくれているから助かった。できれば続行したい」などと話しました。
反対業者は19日以降も場内に入る構えで、築地ではこの先も混乱が続く見通しです。
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