やっぱり、天の川はくっきりでした――。北海道名寄市の市立天文台が、環境省の夜空の明るさ調査に協力したところ、昨夏のデータで「天の川の複雑な構造が確認できる」ほど明るいことが裏付けられた。
環境省は今年度から、星空観察を通して光害などに気づき、環境保全に関心を持ってもらおうと、デジタルカメラによる夜空の明るさ調査を始めた。調査は夏と冬の2回で、全国に協力を呼びかけた。
環境省が昨年末に公表した結果によると、同天文台が昨年8月4日夜、夜空を撮影し、環境省へ画像のデータを送ったところ、明るさは21・1等級だった。等級の数値が高いほど、夜空の背景が暗いことを意味し、その分、星がよく見える。21等級以上は「天の川の複雑な構造が確認でき、星団などの観測ができる」との目安が示されている。
加藤剛士市長は「名寄は星がよく見えるとは言ってきたが、データでも裏付けられた。夜空が暗く、星が見えやすいことを観光資源として活用したい」と話している。
明るさ調査は、自治体のほか個人による協力もあり、昨夏の調査では函館市、松前町からもデータが寄せられ、函館は18・0等級と19・2等級、松前は20・8等級だった。弟子屈町は21・9等級だったが、定められた観察期間外での撮影だった。環境省は今後もデータを蓄積し、星の見やすさに関する評価基準を定めることを検討している。(本田大次郎)
元記事はこちら。
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名寄はやっぱり「天の川がよく見える」 データで裏付け
環境省は今年度から、星空観察を通して光害などに気づき、環境保全に関心を持ってもらおうと、デジタルカメラによる夜空の明るさ調査を始めた。調査は夏と冬の2回で、全国に協力を呼びかけた。
環境省が昨年末に公表した結果によると、同天文台が昨年8月4日夜、夜空を撮影し、環境省へ画像のデータを送ったところ、明るさは21・1等級だった。等級の数値が高いほど、夜空の背景が暗いことを意味し、その分、星がよく見える。21等級以上は「天の川の複雑な構造が確認でき、星団などの観測ができる」との目安が示されている。
加藤剛士市長は「名寄は星がよく見えるとは言ってきたが、データでも裏付けられた。夜空が暗く、星が見えやすいことを観光資源として活用したい」と話している。
明るさ調査は、自治体のほか個人による協力もあり、昨夏の調査では函館市、松前町からもデータが寄せられ、函館は18・0等級と19・2等級、松前は20・8等級だった。弟子屈町は21・9等級だったが、定められた観察期間外での撮影だった。環境省は今後もデータを蓄積し、星の見やすさに関する評価基準を定めることを検討している。(本田大次郎)
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名寄はやっぱり「天の川がよく見える」 データで裏付け