文部科学省の現職幹部が、また、汚職事件で東京地検特捜部に逮捕された。
2つの事件には、同じ人物が関わっていた。
文科省の国際統括官・川端和明容疑者(57)は、出向先のJAXA(宇宙航空研究開発機構)の理事だった2017年3月までに、コンサルタント会社役員の谷口浩司容疑者(47)に便宜を図る見返りに、都内の飲食店などで、複数回にわたって、あわせておよそ140万円相当の接待を受けた疑いが持たれている。
谷口容疑者は、文科省の前局長・佐野 太被告(59)が、東京医科大に支援事業で便宜を図る見返りに、息子を不正に入学させた罪で逮捕・起訴された事件で、受託収賄ほう助の罪で起訴されていて、さらに、今回の逮捕で、川端容疑者との接点も明るみに出た形。
川端容疑者は、出向先のJAXAで、発注事業の契約の審査責任者も務めたこともあり、谷口容疑者にどのような便宜を図ったのか、特捜部は、自宅や関係先を捜索するなどして、全容解明を進めている。
元記事はこちらから