あぽまに@らんだむ

日記とか感想とか二次創作とか。

キングアーサー(2017年)

2017年06月17日 | 映画関係























余りに有名なアーサー王の物語なので、物語に関しては説明は要らないでしょう。
ガイ・リッチー独特の演出に関してはネタバレ有りなので、鑑賞予定の方は自己回避お願い致します。
それでもご覧になる方は下へスクロールしてご覧下さい。↓↓↓↓







































ガイ・リッチー監督の本作、「キング・アーサー」は、全6部作となるシリーズの第1作目として製作されたそうです。
後5作続くのか心配な気もしますが、今回叔父のヴォーティガンのジュード・ロウは果てたので、安心してワトソン君が出来そうです。
この作品も勿論好きになりましたが、私としてはRDJの「シャーロック・ホームズ」やハマカヴィの「u.n.c.l.e.」の続編を是非!
つい、そんなことを思ってしまうのです。勿論この「キングアーサー」シリーズも哀しい結末なのですが最後まで観たいです。
ガイリチ監督大忙し。次から次へと大変です。ファンとしては楽しみで仕方無いのですけど。



さて、本編。
城には悪の魔法使いと黒尽くめの兵達、山が動いているかのような巨象が迫っています。
巨象は武装し呪術を行う櫓(やぐら)を背負っています。その中には巨象達を操る闇の魔法使いが呪いを掛けています。
王であるユーサー・ペンドラゴンは呪術で黒い塵と化していく兵士達に胸を痛め、
聖剣エクスカリバーを握り単身櫓(やぐら)に乗り込んでいくのです。
このユーサー・ペンドラゴンを演じるのは、何と2003年版の「ハルク」を演じたエリック・バナです。
王の威厳が滲み出ていて、更に実弟のジュード・ロウ演じるヴォーティガンに裏切られる悲愴な演技に胸を打たれます。
聖剣を見事に操り、闇の魔法を跳ね返し闇の魔法使いを討ち滅ぼしたユーサーでしたが、幸せも束の間。
上記に書いたように実弟に裏切られ、王妃を殺され、自らもその手に倒れます。
しかし、身を呈して息子のアーサーを小舟に乗せ逃がすのでした。
後にその聖剣の行方が分かるのですが、自らの最後を悟ったユーサーは己に剣を突き刺し、その肉体を巌と化して剣を封印するのです。
その身を呈してまで国を、息子を護ろうとする揺るがない心は、僅かなシーンだけで観客に強烈な印象を残したでしょう。



小舟が流れ着いた先は下町スラムの川辺。売春婦達が幼子であるアーサーを連れ帰り、其処で彼は小さいながら生き抜く術を学び、
身体を鍛え、その信念を曲げない為に何が必要なのかを自ら見極め、努力し、身に着けていきます。
そして自分を育てた売春婦達を姐と呼び、彼女等を護る為に力を得た優しい心の青年は立派に成長し、仲間達と強かに生きていました。
しかしヴォーティガンは、自らの闇の魔法の習得の為に天まで聳える塔と聖剣と甥であるアーサーの命を狙っていました。
城の前に突如現れた巌に刺さった聖剣を抜かせる為に、国中の青年を無理矢理集めていたのです。
はい、此処で一時期話題になったベッカムが登場します。
何と私も気付かず後で知ったのですが、本当に顔に大きな傷があって分からなかったです。
実はこの聖剣をアーサーが抜くシーンで、アーサーに剣を抜くように指示したのが、ベッカムだったらしいのです。
言われてみれば、そうかも…なレベルの分かり難さ。イケメンの隊長でも良かったのではと疑問です。
でも、見事アーサーは聖剣を抜くのですが、抜いた途端、父王と王妃である母が殺されたシーンが脳内で再生され気を失ってしまうのです。



言わば本編は序章な感じですよね。
捕らえられたアーサーをマーリンが援助する反乱軍と魔術師の娘(メイジ)達が助け出し、彼を導いていく。
アーサーも初めは他人事だと思ってましたが、仲間や姐達、育った街が奪われ、聖剣に秘められた過去の傷と向き合っていく。
そんなアーサーの成長物語でした。
見所は最初は聖剣の強大さに翻弄されていたアーサーでしたが、仲間の窮地にその力を何とか解放し、兵を無双する処。
また、城に乗り込んで行き、兵に単身取り囲まれても、聖剣を振るい兵を薙ぎ倒し、兵達は自ら武器を投げ捨て降伏してしまう処。
そして魔王と化したヴォーティガンと聖剣で果たし合い、撃ち負かす処ですね。
致命傷を負わせ、台座に仰向けに倒れ逝くヴォーティガンの手を取り、何をするかと思いきや。アーサーは恭しくキスをします。



待って。壮絶にエロいから。



普通にアーサー王の伝説、ガイリチ版だ。ソードアクションやカメラアングル斬新で面白いな~と思っていた矢先。
全てがこのシーンで吹っ飛びました。何てこと。流石ガイリチです。油断大敵でした。
このシーンで全て持って逝かれましたよ。甥×叔父とか止めて。美味しいから。ヴォーティガン亡くなって超惜しいです。
やがてアーサーは円卓を作ることを宣言し、王として王冠を拝し物語は一端幕を閉じるのです。
まぁ、此処からアーサー王は大変な目に沢山逢うのですけどね。
アーサーの妃のグィネヴィアは魔術師(メイジ)と言われていた彼女なのでしょうか。
妖しくて美しいメイジは、アストリッド・ベルジュ=フリスベという妖艶な女優さんが演じています。
まだ31歳の若い女優さんでこれからの活躍が期待出来ます。
そして後に現れるランスロットとの事を考えると今から(=_=)になってしまいますね。



忘れてはならないのが主役のアーサーを演じるチャーリー・ハナムです。
何処かで観たようなと思っていたら、「パシフィック・リム」でローリー・ベケットを演じた俳優さんでした。
剣の達人のアーサーを演じるに当たって上半身を異常に鍛えたのかムキムキの青年になっています。
背は185㎝と大き過ぎず小さ過ぎずなのですが、脚が異常に長く、スラッとしている印象を与えます。衣装の所為でしょうか。
短めの金髪に髭面ですが思慮深く、下町育ちの割りには王の威厳が備わっています。掃き溜めに鶴という感じだったでしょう。
仲間内でこんなこと言われてたりして。
「アーサーの奴、腕っぷしが強い割りに何かいい匂いしないか」
「旧家の令嬢みたいなイメージだよな」
「お前等、何の話してんだ(呆れ顔でげんなりなアーサー)」
アーサー王として戴冠したので、次回はロマンスでしょうか。マーリン登場でしょうか。国を統一したりしなくちゃですしね。
既にパーシヴァルやガラハッドは居たので円卓の騎士集めもしなくちゃいけません。
でも、RDJとジュード・ロウの「シャーロック・ホームズ」やハマカヴィの「コードネームU.N.C.L.E.」の続編の後にしてね!
特にコードネームおじさんは、アーミーがヘンリー好き過ぎて続編まだーの猛烈アプローチ中ですからね。私も希望に1票です。
シャーリーはRDJがアベンジャーズで忙し過ぎてダメなのかしら。でも是非撮って欲しい。
ベンの現代版シャーリーが有名になり過ぎちゃいましたが、RDJのシャーリーは可愛くて強いという変わり者ですからまた観たい!



さて色々書いて来ましたが、最後に気になる点と主張を箇条書きで記しておきます。
1.ヴォーティガンが対価を払っていたタコ女は何なのか、そしてどうなったのか。
2.魔術師(メイジ)は戴冠式にも出ず城を遠くから眺めていただけですが、今後どうなるのか。彼女がグィネヴィアなのか。
3.弓で偽物のヴォーティガンを狙う振りをして敵将を打った彼との因縁とは。
4.魔術師(メイジ)が魔法遣うのは動物や鳥が多く、鷹が大きくて可愛い。大蛇も迫力だった。
5.反乱軍の隊長さん、ベディヴィア役のジャイモン・フンスー格好いい。コンスタンティンのパパ・ミッドナイトだと思い出した。
6.地下に幽閉されてた金髪のお兄さんはどうなったのか。←うろ覚え
今の処、思い出した点はざっとこんな感じ。お話を全部説明するのは面倒くさ長くなってしまうので、割愛。
百聞は一見に如かずです。是非、ガイリチ監督のカメラを存分に使ったソードアクションを体感して下さい。



さて、来週は「魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女」です。お兄様~。達也はホント、ゆ~きゃんの良さ200%だなと思う。
早く劇場でお兄様や深雪ちゃん達の活躍を観たいです。
ではでは、此処まで読んで下さって有難うございます。それにしてもスーパーマンの3D眼鏡が睫毛に当たってダメだった。
クラーク=ヘンリーも睫毛バシバシなんだから、あんなに浅い設定じゃダメなのにな~(不満げ)







































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