X-MEN ダーク・フェニックスBlu-rayの感想です。
ネタバレを含みますので、閲覧には充分に注意して下さい。尚、腐的発言も有ります。
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<X-MEN ダーク・フェニックス感想>
先ず、Blu-rayの感想になってしまったのは、私も劇場に観に行けなかったのが理由です。
尚且つ、Blu-rayを購入しても今迄観れなかったのは、
到底ハッピーエンドで終わらない物語だと言う事、
CMや予告などで恐らく誰かが死んでしまう事、
大好きなチャールズが悪人として描かれているだろう事など様々な理由がありました。
今回観ようと言う気になったのは、DC映画の「ジョーカー」が来てしまった事。
これ以上、積みBlu-rayを増やす訳には行かなくなった事でした。
実際、視聴しての感想ですが、2019年最悪の赤字映画と聴いてましたが、
私は楽しめました。
赤字になってしまったのは、私のような映画好きな映画鑑賞趣味の人が、
同じような理由で行かなかったからなのでしょうか。
やはりハッピーエンドで終わらなかった事。
やはり大人気キャラクターが死んでしまう事。
チャールズのした事で、X-MENが二つに分裂して争う事になってしまう事。
予測していた事全てが当たっていて、何だか哀しくなってしまいました。
個々の俳優陣の演技は素晴らしく、CGも問題無かったと思うのですが、
ジーンの心の移り替わりや、二手に分かれていたX-MENが安易に仲間として共闘したり、
視聴者としては、心が追い付かなかった点もあります。
何でそんなに簡単に許すの?何でそんなに怒るの?
合点がいかない点が幾つか有り、そういう処が評価に繋がったのかなぁと思いました。
でも、私的にはジーンが二重人格でダーク・フェニックスになったのでは無く、
異星人が言っていたように、宇宙のパワーを取り込んでしまって、
制御出来なくなってしまい、どうしていいか分からない迷い子になった的な事を言っていて、
其処は旧作の闇の人格との二重人格設定より好きだなと思いました。
ジーンが強くて格好良くて好きなので、闇の狂暴な人格が居るなんて信じたくないのも有ります。
後、新作の二作目であんなに惨めなチャールズをも見捨てなかったハンクが、
今回、愛する人を失ったと言うのもありますが、安易に捨てたのはショックでした。
後、色んな事が遭ったにしても友と言っていたエリックが、
チャールズに「友じゃない」的な事を言ったのも幾ら敵対するにしてもショックでした。
後、レイヴンの死。
本当に必要だったのか賛否両論だったと思いますが、監督さんや出演者の発言から、
仕方無かったのかなと哀しみながらも思いました。
レイヴンは新作三作目のアポカリプスで若きX-MEN達の師となった訳で、
それは母であり、姉であるのと同時の存在だった人を殺してしまった絶望。
自分が家族である学園の子達や愛するスコットを危険に晒す存在である絶望。
自分が信頼していたチャールズに騙されていたと知った絶望。
誰を頼っていいのか分からずエリックの処へ行ってしまうのは仕方無かったかもしれません。
「あなたなら護ってくれると思った」と言ったのはちょっと嬉しかったです。
アポカリプスの際、エリックも師だと思ったのでしょうか。
相変わらずエリック役のマイケルの演技は逸脱でしたが、ハンクが来て、
涙をぽろりと堕とすシーンは本当に男に泣かせる演技をさせたら、
マイケルとチャールズ役のジェームズが一二を争うでしょう。
泣く演技と言えば、ジーン役のソフィーが死んだと思っていたお父さんに逢い、
自分が捨てられた存在だったと知った時の涙が可哀想でなりませんでした。
チャールズはその現実から彼女を救おうと記憶を操作したんだと思うのですが、
大きくなったら、その現実を伝えるべきだったと思います。
隠したままだったから、今回の事故でジーンが更に傷付く羽目になってしまった。
事前に知ってジーンが受け入れて居れば、レイヴンも死なずに済んだかもしれません。
たらればの話をしても仕方無いのですが、今回収容先への列車での戦闘シーン。
X-MENの本気を見せて貰った気がしました。
初めは予告で人間相手かと思ってビビっていたのですが、
相手がほぼ無敵の異星人と知ったので、やっておしまい!に変わりました。
ストームもナイトクローラーもちゃんと見せ場があって、とっても格好良かったです。
やっぱりストームは稲妻ですよね。吹雪も好き。
ナイトクローラーはやっぱり尻尾を使った攻撃が無くっちゃ。尻尾の意味ないし。
彼が本気で怒ったシーンは初めてだったので、凄く格好良かったです。
チャールズも最後の最後は、ジーンに謝罪し自分の心に偽りは無かったと昔の映像を見せるシーン。
彼の親よりチャールズの方が彼女に真摯に向き合い、救おうとしていた、
家族になろうとしていた事を知り、漸く彼女は冷静に力を受け入れようと向き合う。
ラストバトルのジーンが異星人をぼろりと粉砕するシーンは、旧作を思い出して、
ちょっと哀しくなったのですが、それはそれ。
少し宇宙のパワーを奪われていた相手ヴークと相対して、自分の存在が、家族である皆を、
愛するスコットさえ滅ぼしてしまう事を知り、宇宙に舞い上がる処は涙しました。
ジーンがヴークを滅ぼし散って逝くシーンは、何となくアベンジャーズのトニーを思い出しました。
やっと楽になったね。チャールズ曰く「自由になった」哀しみしか有りません。
これはジーンが宇宙で事故に遭い、自分の運命に苦しみ、解放されるまでの物語。
X-MEN ダーク・フェニックス哀しいけれど、格好いい良い作品でした。
列車での異星人VSミュータントの闘いが胸熱です。
ジーンがダーク・フェニックスになる時のマグマみたいな顔が凄く格好いいです。
最後のジーンVS異星人は旧作のチャールズへのオマージュなのかしら。
物語の発端となるスペースシャトル救出劇は、今迄X-MENがどれだけ訓練して来たか分かります。
アポカリプスから皆、X-MENとして活躍して来たんだねとじんと来ました。
後、チャールズの変わりよう。
心身共に(笑)変わっていて、何となく道化師のような、筋肉付き過ぎじゃないのような、
変な印象でした。私だけですかね。
色々言って来ましたが、私は好きだしまた観たいと思う作品になりました。
収益や評価は低いものの、皆様も実際に観て、どう評価するかお試しあれ。
此処まで読んで下さって有難うございました。
X-MEN最高!20世紀FOX最高!相変わらずの特典の豪華さは最高!
もうネズミーに売られちゃったから特典にはもう期待出来ないのも哀しい・・・。
追記:ヴーク役のジェシカ、ジェームズと共演し過ぎじゃない?
追記2:最後のチェスの場面はもっと掘り下げて欲しかった!