簡易裁判所に行ってきました。
第1回の口頭弁論かと思いましたが,お互いの言い分を聞く,顔合わせ程度でした。
まだ相手(被告)の答弁書に対する反論を記載した準備書面が未完成でしたので,私は一部の主張を述べるのみで,1時間で終了しました。
次回期日までに準備書面を準備します。
法廷は楕円形のテーブルに,裁判官,司法委員,被告訴訟代理人(弁護士),書記官,原告訴訟代理人(私)の5人が向かい合って座りました。
私は相手方の答弁書を見て法的に無理な主張が多いと思っていましたので,それほど緊張することはありませんでした。
しかし,3対1の雰囲気もあったのには,アレ?と思う時もありました。
判決後に詳細に触れることにして,
準備しておいて良かったものがあります。
別冊判例タイムズ16号
「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
(東京地裁民事交通訴訟研究会 編)
という本です。
http://www.hanta.co.jp/bessatsu16.htm
裁判官も被告弁護士も机の上に置いていました。
保険会社の示談交渉担当者も持っているそうです。
3150円,車を持っている家庭は,一家に一冊は必要だと思います。
保険会社の判断した過失割合の根拠を確認することができます。
民事交通事件訴訟の実務や道路交通法に関する用語の意味も詳しく記されています。
この本に出会うまでの8ヶ月はずっとネットの情報のみでした
判例タイムズという本があるというのは当初で知っていましたが,分厚い専門書で手に入らないだろうとの思いこみで検索もしなかったのは反省です。
第1回の終了間際に裁判官が,専門の者に相談するようにと言いましたが,本人訴訟で頑張ります。
相手方も科学的根拠,工学鑑定はありません。
1万5千円分の書籍と訴訟費用1万円の計2万5千円を上回る勝利を得ることができるのか,インターネットによる判例収集,書籍による勉強,事故現場の調査を頑張ります