モグリッチョのフィールドノート

八丈島の自然などを紹介しています。

スコール

2024年10月04日 | 島景色

 早朝、僅かな時間でしたが朝陽に染まった空を拝むことができました。

 

 暫くすると雨を降らせながら南の風にのって次から次へとやって来る雨雲、陽が射したかと思えば土砂降り、猫の目のように変わる天気でした。

 

 右下側の遥か洋上に浮かぶ朱鷺色の雲と海面との間が、灰色がかった朱鷺色となっています。恐らくは朝陽に染まった豪雨ではないかと思われます。

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茜色の天空

2024年10月01日 | 島景色

 

 台風17号は八丈島の東側を通過し海は時化模様となったものの、大雨は降らず強風も吹かなかったので一安心です。

 日没前は朱鷺色だった雲が、日没後に濃度を増して綺麗な茜色に染まり天空を覆っていました。

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マイマイ属の仲間

2024年09月27日 | 貝類

学名:Euhadra sp.

 

 貝殻の直径が30mmほどの比較的大型の個体です。島に生息する左巻きのカタツムリはヒダリマキマイマイ(外来種)だけとされていますが、この個体も左巻きです。形態的にヒダリマキマイマイに似ているためマイマイ属の仲間と同定しましたが、同カタツムリのように貝殻に茶褐色の色帯は入っておらず、このようなものを“無帯型”(貝殻に模様がないもの)と云うそうです。ヒダリマキマイマイ種群の中には無帯型のものもいるようですが、殻高が少し異なるような気がします

 新たな左巻きの外来種? ヒダリマキマイマイと在来種とのハイブリットの可能性もあるのかな? また、このカタツムリは過去に2回確認しており、突然変異の可能性は低いのではないかと思われます。

 マイマイ属の仲間と勝手に同定しましたが、結局のところ私にはよくわからないというのが現状です。

 因みに左巻き系のマイマイ属(Euhadra)は、下記の五つの種群に分類されているようです。

 ・ヒダリマキマイマイ種群:E. quaesita group
 ・ムラヤママイマイ種群:E. murayamai group
 ・ミヤマヒダリマキマイマイ種群:E. scaevola group
 ・ムツヒダリマキマイマイ種群:E. decorata group
 ・オオタキマイマイ種群:E. grata group

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有明の月

2024年09月19日 | 島景色

 

 早朝の西の空の低い位置に、“中秋の名月”が残っていました。

 台風13,14号の影響で島の西岸は時化が続いています。湿った南西の風も吹き、生温かい大気が体にまとわりついてくる不快な蒸し暑さです。

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猛残暑

2024年09月16日 | 独り言

 

 暦の上では既に“涼風の候”或いは“爽秋の候”といった時候なのですが、地球沸騰化の暑い夏はまだまだ終わらないようです。

 


 

追記:暑い夏はまだまだ終わらない」と書き込みましたが、週末辺りから寒気が南下するのと秋雨前線の影響で雨が降り、久々に少し涼しくなる予報です。

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秋の気配

2024年09月06日 | 島景色

 

 まだまだ残暑が厳しい日が続きそうですが明方はだいぶ涼しくなり、ススキの穂も出始め草むらからは涼しげな虫の音も聞こえ、秋の気配を感じられるようになってきました。

 一方、海の季節は陸上より約1ヶ月遅れのため、海水温は1年で最も高くなる時期を迎えています。今のところ年間の最高水温記録を更新することはないようですが、変化を感じられるのは潮位で年々少しづつ高くなってきています。この現象は深い水深部まで海水温が上昇してしまっているということの証なのかも知れません。

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海洋熱波

2024年08月27日 | 独り言

 

 朝焼けに洋上の雲が染められて綺麗な景色となっていますが、台風10号の影響で大きなウネリが打寄せ海は時化ています。

 海面水温の極端な高温が続く現象を“海洋熱波”と云い、この現象が日本の周辺海域で発生しているそうです。

 八丈島でも年間の最高水温は過去の記録を上回る数値とはなっていないものの、冬期の水温があまり低下しなくなったことや冷水塊の影響を受けなくなったことにより、年間の平均水温が上昇しているといった感じで海洋熱波現象を実感できます。

 海洋熱波は大量の水蒸気を発生させ更なる温室効果や、台風へのエネルギー供給源などにもなっているとのことです。また、長期に渡る海水温の上昇は海洋生物などにも深刻な影響を与えてしまっているようです。甚大な被害を及ぼす自然災害の途方もない熱エネルギー源となってしまっている日本周辺海域、今後、起こるであろう自然災害のことを考えると恐ろしくなってきますよ。

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夏の朝の成層圏

2024年08月07日 | 島景色

 

 池澤夏樹さんの小説に同タイトルのものがあります。デビュー作かな? 面白い小説です。

 薄明の朝に北東の微風を感じて“暫時の涼”です。八丈島近くには積乱雲が沸き立ち、洋上には大雨が降り注いでいました。積乱雲は陽が昇るにつれて上空へと更に成長し、上部は風下の方向である南東側へ庇を伸ばしていきました。上層部は下層部とは少し異なる風向の北西風が吹いていたようです。

 成層圏、涼しそう…。いや、寒いのかな?

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2024,夏全開!

2024年08月04日 | 独り言

 

 今年の夏は日本各地で最高気温の記録を更新しているところが多くなっているようです。八丈島も御多分に漏れず7月30日に35.5℃を記録しました。これは気象庁が八丈島で1906年から気象観測を開始して以来、最高の数値となってしまいました。異常な夏です。これまで太平洋上に浮かぶ離島である八丈島は、周りを海に囲まれているため35℃以上になることはありませんでした。離島の夏の気温も安全ではなくなってきているようです。これからも危険な酷暑となる地域が増加していくのでしょうね。

 “夏全開!”にも程があるよ…。

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茫然自失

2024年07月26日 | 独り言

 

 畑で自然に発芽したトマトの芽を発見したため植え替える場所を探そうとしていると、曇天の空から白いものが舞い降りてきました。見上げると沢山の雪が降ってきており、あっという間に見通しが効かなくなり辺り一面、雪景色。

 「真夏に雪かよ、とうとう異常気象もここまで来てしまったか。」と思いつつ雪の降りしきる中、寒さも感じずに唯々茫然と立ち尽くしてしまいました。

 …という夢を見ました。日本だけではなく世界各地からの温暖化による気象災害のニュースに、毎日のように接していたため、このような夢を見たのかも知れません。

 このようなことが正夢となりませんようにと、切に願うばかりです。

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