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八丈島へおじゃりやれ~!(いらっしゃい)

発達した低気圧の影響で西の強風が吹き荒れ、雨や霰は横殴りで寒い一日となりました。
猫の目のように目まぐるしく変化する天気であったため時々晴間もあり、霰を降らせながら沖合へ遠ざかる雲をバックに二重の虹も確認できました。
学名:Goniobranchus sinensis
体長:7mmの個体でした。体色は白色で触角と二次鰓が赤紫色、外套膜の縁が外側から白色の細線・赤色・黄色の順に縁どられ、白線を境に外套膜の下側も黄色で縁どられています。この個体は外套膜を縁どっている赤色の発色が悪いようなので、もしかすると外套膜下側も黄色一色だけではなく赤色も加わって、白色細線を中心にして線対称の配色となっているのかも知れません。
この個体はハスイロウミウシ Goniobranchus fabulus にも似ていますが、触角と二次鰓の縁が白色でないためシラヒメウミウシと同定しました。
岩手県、山梨県、長野県で発生している森林火災は、懸命の消火活動にも関わらず延焼を続けています。極端な乾燥が原因のようです。日本海側で大雪を降らせ、太平洋側は乾燥し火災が発生し易くなっています。
八丈島は周りを海に囲まれ湿度が高いため森林火災の可能性は低いのかも知れませんが、強風時に原生林へ入ると樹々が密集しているため、太い枝と枝が互いの幹に食い込んでキュウキュウと音を立てている場面によく遭遇します。もし極端に乾燥している期間が長期に渡ると、こういった摩擦熱で発火してしまうのでしょうね。今後、八丈島も温暖化により、どうなるか分からず他人事ではありません。
地球規模で起きている海洋熱波,熱波,豪雨,大雪,干ばつなど、過去に例を見ないような気象災害が日本でも多発しています。この小さな島国が、温暖化にる気象災害の縮図になってしまっているような気がします。
学名:Tenellia nakapila
体長:11mmの個体です。体側と背側は紅藤色、触角と口触手がアンバーオレンジで先端部の極小域が透明、触角の中間域に白帯がある。背側突起は白色で7群あるとされている。頭部前面の白色部分がハクトウミノウミウシという和名の所為となっているようです。
体長:8mmの個体です。体色は発色が良く、背側突起も7群確認できます。
体長:7mmの個体です。体色が薄く、背側突起が5~6群しか確認できません。欠損しているか突然変異なのかも知れません。
極地では他の地域よりも数倍のスピードで温暖化が進んでおり、そのため極地と赤道付近の温度差が縮まって、偏西風の振幅が大きくなる原因となっているそうです。この影響で北半球でも干ばつ,豪雨,大雪などの気象災害が多発しています。
冬期、日本列島では極地から寒気が南下し、温暖化による海水温上昇で大量の水蒸気が発生しているのも相まって、近年、各地に警報級の大雪を降らせることが多くなっているようです。
地球温暖化に対しての本腰を入れた対策を講じられていない中、米国の「パリ協定」からの離脱、及び生産過程で大量の温室効果ガスを大気放出する化石燃料の増産。ある日本の企業団体は米国の化石燃料増産に期待を示すものも、とても正気の沙汰とは…。
冬期、西高東低の等圧線が混み合った典型的な冬型の気圧配置となり、高気圧から低気圧に向かって吹く西寄りの強風が吹き荒れ海は大時化状態です。
その影響で定期船の欠航も多々あり、欠航が連続するとスーパーの商品棚から商品が次から次へと姿を消して殺風景な状態になってしまいます。その景色は一昔前の社会主義国の常時品薄の店を思い起こさせますよ。
追記:海岸の岩や桟橋などで大波が砕け、強風に煽られて潮がブリザードのようになって島を駆け抜けていきます。
桟橋を大波が洗っている…というよりは、のみ込まれています。このような状況では定期船は接岸できません。
学名:Lamprohaminoea sp.
殻高:10mmほど、軟体部が半透明で白や紫がかった部分を有していますが、紫の色彩を欠く個体もいるようです。また、多数の黄色の斑紋があるのも特徴的です。軟体部が半透明の緑色がかった個体もいるようですが、八丈島で個人的にまだ確認したことがありません。投稿画像の3段目の個体が、薄っすらと緑がかっているような気がしないでもないです。
2~3年前に浅い水深で時々確認できていたのですが、最近では見かけなくなってしまいました。
真冬の夜空が雲に覆われています。西寄りの強い季節風が吹き荒れている影響で雲脚が速く、月が雲間から僅かな間ですが姿を現します。
月に薄くかかった雲が月光に照らされて星雲のようです。
強風に晒されて体感温度が低下しているためでしょうか、真冬の月の光を冷たく感じます。