学名:Euhadra sp.
貝殻の直径が30mmほどの比較的大型の個体です。島に生息する左巻きのカタツムリはヒダリマキマイマイ(外来種)だけとされていますが、この個体も左巻きです。形態的にヒダリマキマイマイに似ているためマイマイ属の仲間と同定しましたが、同カタツムリのように貝殻に茶褐色の色帯は入っておらず、このようなものを“無帯型”(貝殻に模様がないもの)と云うそうです。ヒダリマキマイマイ種群の中には無帯型のものもいるようですが、殻高が少し異なるような気がします。
新たな左巻きの外来種? ヒダリマキマイマイと在来種とのハイブリットの可能性もあるのかな? また、このカタツムリは過去に2回確認しており、突然変異の可能性は低いのではないかと思われます。
マイマイ属の仲間と勝手に同定しましたが、結局のところ私にはよくわからないというのが現状です。
因みに左巻き系のマイマイ属(Euhadra)は、下記の五つの種群に分類されているようです。
・ヒダリマキマイマイ種群:E. quaesita group
・ムラヤママイマイ種群:E. murayamai group
・ミヤマヒダリマキマイマイ種群:E. scaevola group
・ムツヒダリマキマイマイ種群:E. decorata group
・オオタキマイマイ種群:E. grata group
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