都知事選に細川元総理参戦

都知事選が面白くなってきた。
猪瀬さんが退陣表明した直後は時期候補者にあがっていたのは、パッとしない面子ばかりだったが、
今日は元総理の細川さんが立候補を表明。

彼の掲げるのは「原発ゼロ」。
とてもわかりやすいし、共感を得られるテーマ。
オリンピック開催などより、ずっと重大で緊急を要するテーマだ。

しかも小泉元総理の後ろ盾。
小泉さんは首相当時、選挙テーマを「郵政」に絞って自民党を圧勝に導いた経験を持つ。
ということで、今度も票を集めやすいのではないかと思う。

反原発は中坊さんも同様の立場だ。
「平成の鬼平」と呼ばれた弁護士さんで、倫理も手腕も兼ね備えている人だ。
バランスよく都政全体を見ていけるのは彼だと思う。
しかし、細川さんに比べるとインパクトが弱い。

東京都は東京電力の大株主。
都政は原発と無関係どころか、東電の原発の利権構造の中枢にある。
その利権構造を解体し、原発廃止の経済的影響を最小限にとどめる手腕を発揮してくれるのはどちらか？

東京は国政に影響を及ぼす力を持っている。
二人のどちらがよりよい方向に都政を、日本を導いてくれる人物か、都知事戦に注目してゆきたい。