coffee cup

パソコン、コーヒーカップ、スニーカー
チューインガム、おととい買ったウェットティッシュ
バス停のはす向かいの馴染みの蕎麦屋、
僕が壊した隣の家の窓硝子、電車で行った友人の町
新しく建ったコンビニ、遠い国のあいつ

全てが繋がって、僕らは見えない糸で
この星という神様の手の上でぐるぐる巻きなんだろう

繋がってるから
人の痛みは僕らの痛みだろうから
祈ろう

何千もの灯りの数と
その先のものを

コーヒーカップやスニーカーや
遠い国のあいつと一緒に
祈ろうよ

STAR

それはきっと透明な色
それはきっと透明な空
それはきっと透明な心
それはきっと透明な歌
それはきっと透明な瞳
それはきっと透明な影

それはきっと君のような透明な色
たぶんきっとずっと君はそんな僕の
きっとたぶん

透明なカテゴリー

花

誰も知らない場所
僕自身さえ知らない場所が泣く時
誰も知ろうとしない草原

向こうから吹いてくる風を見上げて
通り過ぎる瞬間に光って
誰もそれを見ようとしないで

誰も知らない振り
僕自身さえも見えないよう泣く時
誰かを愛そうとしていた花