Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

宇宙船

2007-07-20 | Weblog
君の心がわからなくて。
僕自身の心さえわからないのだから、わかるわけがないか。

曇った空は、様々なことを隠す。
何も持たない僕は、ただ見上げるのだ。
空虚な夜空を。

隠しているものを引きずり出したとしても
知って満足できるとも限らないではないか。
無い物ねだり。
隣の芝が気になるだけか。

空虚のようで、様々なものを隠し持っている夜空の向こうには
(何かの歌詞みたいだな)
何があるんだろう。
見えない未来。叶わなかった夢。叶う夢。目にしてきた過去。

シュールな宇宙船に乗って
ニヒルな隠れた扉を 探しに行こうよ

今だけのこの夜に。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ここに

2007-07-19 | Weblog
ここにいてほしい。
誰に?
僕自身か?
行かなければ、時間っていうもんは
思ったより速く 汽笛鳴らしながら通り過ぎていく。
 
僕を
一番後ろの車両に乗せて 行くらしい。
もう一人の僕が 列車を見ている。
何もないと思いこんでいる草原で
ぶっきらぼうに苦笑いして
窓際の僕を
見守っている

ここにいてほしいが
ここには誰もいず
それは僕が望んでいたことなのかも
しれない

でも、いてほしい
僕自身なのか
君なのか?


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2007-07-18 | Weblog
どうしようもない夢
美術館は静かで 僕一人では
広く
絵は
素晴らしくて 僕一人では
もったいないほどの夢
絵の向こう側は
長い夢

美術館は 悠遠の
林の中



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

灯台

2007-07-17 | Weblog
水平線を辿るといつもの灯台
肌寒い夕暮れは 
振り向けばまだそこにある
思い出転がしても
何にも変わらない
灯台のこと慕いながら
僕の演技したって
肌寒さはやっぱ変わらねえや
善人ぶったって
ジェラシーにはかなわない
水平線を辿るとあるいつもの灯台は
いつ見ても小さく光って
つまらないジェラシーまでは
照らしそうもないんで
僕は少し安心する

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2007-07-16 | Weblog
落ち着き払ってる場合ではない。
でも、落ち着いている方が物事は 丸く収まることもある。

光を求めてる筈なのに、いつの間にかここは薄暗いじゃないか。
もっと、光が必要だ。
光を求めるあまり、影が濃くなってしまったのか。
求めてるものは一緒の筈なのだが
ずれてしまった軌道は、徐々に離れていくようだ。

光はいつも、真上からとは 限らない。

真横からならば、影はとんでもなく長くなる。

あの人たちは、もれなく善人だ。
僕は、どうなんだろう。

今、僕はとんでもなく影の中らしい。
ぼやぼやしてると、影だけになってしまう。
ほどほどの光が、必要なんだ。
 
遠い地では、大変なことが起こっているというのに
僕は、こんなことを考えている。
光を求めているのは、僕だけではないのに。

軌道はどこへ向かっている?
戻す力は、働くのか?
力は、どこから湧いてくるのか?



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする