Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

mask

2011-03-08 | Weblog




鼻がムズムズして
喉の奥が痒くなって
花粉が飛びに飛んでいる今日この頃に
白いマスクをはめて
無駄にウロウロしていると


気が付けば警備員さんの強い視線
僕のこと
ジーッと見ている様子

僕、何かヘンかな
クリーニングのタグ付いたままだったかな
もしかして社会の窓とかいうものが?!
なんてドキドキしたけれど

あぁ、もしかして…


僕、
お店の物黙って持ってっちゃう人間なんかじゃないけど
そんなことするわけないけど
っていうか
そんな風に見られることがショックなんだけど


人として、してはいけないことをしない
それが
僕の僕自身へのルールなんだけどな


男として女として
日本人としてアジア人として
でも
それ以上に
国籍、人種、性別飛び越えて



『人として』



を見据えて毎日、毎時間、毎秒いるつもりなんだけどなぁ
人として言っちゃいけないこと
書いてはいけないこと
してはいけないこと
は、しないこと。



警備員さん
そんな目で見ないでください
ただ、鼻がムズムズして
クシャミが時々、ハックション!ってなっちゃって
喉の奥がこそばゆいだけなんだ
確かにマスクは顔の比率に比べて、弱冠大きめだけどな


と、珍しく昨日は怒れてしまって
それを詩にしようと試みたけれど
僕の力量じゃ、あんまり詩にできないや




人として


僕、人として
しっかり誠実に佇んでいられてるかな
例えば
大事な人に対しても














そんなエラそうなこと語れる僕でもないけど


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doremifaso

2011-03-07 | Weblog




木材の匂いは、
香ばしく
湿った空気を切り開くような
清々しさを鼻先で感じる気がする

壊すより造り出したい
崩すより積みあげたい
拒むより受け入れたい
手離すより手に入れたい
呼び止めるより背中を押したい
亡くすより育てたい

日曜日は何か造り出したくなる様な
そんな空気に満ちていて


トンカチ持って机の一つでも造りたくなって
この世界に今まで存在していなかった物を
目の前に出現させたくなる
身の回りにある物、全部
どこかの誰かが造り出した物で
消費して、造り出して、また消費して、また造る


僕はカタチある物を、トンテンカン
君はカタチない物を、ドレミファソ


ずっと残っていく物は、
カタチない物なのだろうな

美しい物ほどカタチは掴みづらく
手に入れにくく
鮮明に輝いて、魂に刻みつけられて


記憶の中に残る物ってきっと
音符が連なる様に
ずうっと
DNAが螺旋を描きながら宇宙の果てまで
僕らの中に残って
太陽が燃え尽きるよりもさらに

ずうっと、ずっと












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ボタン

2011-03-06 | Weblog




今夜はどんな言葉を書こう
あぁそうだ
『桜がもう咲いているよ』って書こう


紅白の提灯が等間隔でぶらさがってて
気の早い桜並木が続く道を
ゆっくり眺めてみたんだって書こう


花びらが日に透けて
ボタン押すまでの数秒間
君を思ったこと
少しでも上手に撮ろうって思ったこと書こう


この町は相変わらず、のんびりしてるって
いつも元気でいてって
日がな春は町を包んでいってるって
タンポポを見掛けることが増えたって
いつも耳を澄ませてるって
そんな当たり前のこと、書こう












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星空青空

2011-03-05 | Weblog





青空の向こうに
星が見える
それとも
星空の向こうに
海が見える
それとも
青空と星空は同じなのかな

昼も夜も朝も
神様が作った時間軸、ゆっくりとっぱらったら
全ては同じ空間に漂う
僕らの心


お気に入りの景色を見ると、心がまんまる丸くなる
星空青空のしたで
僕ら、立ってるね

同じ時間軸の上を毎日越えて
朝になって
昼になって
夜になって
一つ、一つ、確かめる











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-month

2011-03-04 | Weblog





表面いっぱい体を向けて
日差しに出来るだけ多く当たろうと
木々の葉は広がり続ける

強い風が吹いて体温を奪われても
波は高く飛沫をあげても

耳元で太陽は弾けて
肩先で月は夢を見る


祝うのを忘れてしまっていたから
今日はこっそり『おめでとう』と、
小さく呟いてみた
日付も随分過ぎてるっていうのにね

もし言われたとしても、君は何のことか
わからないのだろうけど


こっそりひっそりは
僕の十八番なんだ











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