AR(エーアール)どうぶつ病院ブログ

川崎市登戸にあるARどうぶつ病院

院長やスタッフの日々のブログです

病院が伝えたいことを日々綴っていきます

● ARどうぶつ病院です。熱中症について🌞

2024-06-13 18:32:29 | 時事ネタ

こんにちは🐶🐱

ARどうぶつ病院です🏥



急激に気温が高くなって汗ばむ陽気になってきましたね🌞

先日はついに30℃も超えましたね💦

これからの夏の暑さが恐ろしいです😢

熱中症に注意しなければいけない気温になってきているので、本日は熱中症対策についてお話していきます❕

【熱中症になりやすい要因】


蒸し暑い日の散歩や運動

肥満や高齢の子

短頭種 などです。


熱中症で亡くなる子は少なくありません💀

犬種限らず、たとえ若い子であっても熱中症には十分注意してあげてください❕


室内での注意事項

夏の間は、ペットを飼っている方であればほぼ毎日冷房をつけていると思います

わんちゃんやねこちゃんは舌から体内の熱を蒸散させて体温調節を行なってます。

なので、エアコンで気温を下げても湿度が高いと舌からの蒸散が阻害されるんです…😲

エアコンは必ず『ドライ』に設定しましょう👆

 

室温は24~26℃に設定してください🌡

(広いお部屋の場合は、室温が変わりにくくなりますので、室温を低めに設定してください。)

 

そして、ペットちゃんに風が直接当たらないようにして24時間気温と湿度の管理が必要になります👐

また、タオルや毛布を置いておいてペットちゃんが寒いと思ったら自分で調節できるようにしてあげると良いと思います😊⭐

 

飼い主様の外出時は、飲み水を2~3ヶ所置いてくださいね!

万が一お水を溢しても飲めるようにすることが大切です✨

 

 

外出時での注意事項

外出時は飲み水、保冷剤や冷感マットなどを持参しましょう🙌

 

保冷剤は直接当たらないようにタオルを巻いたりして工夫してください🐶❕

毎年車内で留守番させて熱中症をおこしてしまったというニュースをみかけます。

車でお出かけの場合、中でお留守番させることは出来るだけ控えてください🙅

もしお留守番させる場合は、必ずクーラーをつけておいてくださいね🙆❕

 

お散歩に行く時間帯は早朝か夜にしましょう🙌

夏、日中の地面の熱さは50℃を超えます🌞

人と違いわんちゃんは地面との距離が近い為、熱を感じやすく、また、裸足で歩いているのと同じなので肉球を火傷してしまう恐れがあります😢🔥

地熱が下がるのは、日が落ちてから2時間といわれています💡

夕方涼しくなってきてすぐにお散歩に行くのも危険ですので、アスファルトの温度が冷めたのを確認してから行くようにしましょう!

 

人もペットも体調管理に気を付けながら暑い夏を乗り切りましょう👊⁑

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● ARどうぶつ病院です。新卒者の皆様へ📨

2024-04-01 20:00:42 | 時事ネタ

3月も後半になり来月(もしくは今月から)新卒者の研修が始まるかと思います。

ウチは残念ながら今年就職者は0人でした。今年度は募集自体も少なかったが、どこかで青田刈りにでもあってるのか…まぁ来年度にこうご期待!元気なスタッフ募集中です😊❕

 

それはさておき、先ずは

皆様、獣医師/動物看護師になれておめでとう

と送りたい📨

ですが、他の職種と違い小動物臨床に関しては卒業がやっとスタートラインとなることを心に留め置いてほしい。

みなさんはそれぞれいろいろな想いでこの小動物臨床の仕事をしようと思ったのだと思いますが、獣医師の仕事の中で最も

全てをひっくり返され本当に1から勉強しなおす職業

は小動物臨床だと思います🐰

私も臨床を離れてサラリーマンは1年程度であまり経験がないから多くは語れませんが、普通の常識と多少のPC技術があれば結構多少なりとも戦力となれました。

ですがこの小動物臨床の世界は全く違います🙅

今まで培ってきたプライドも常識も全て違うと思ってください。

私も卒業仕立ての新人の就職初日に副院長から「お前はこれから2年間ハイかYES以外しゃべるな」と言われました。

いまでは普通の企業であればこんな話はパワハラと片付けられてしまうお話ですが、医療の世界では普通にあり得る話です。なぜなら、あなたがこれから扱うのは「命」なのですから。

あなたのうっかりミスや浮足立った“お仕事”により命が危険にさらされるもしくは取り返しのつかないことが起こることがあり得るのです。機械であればそれも部品交換することで事なきを得るかもしれませんが、生きものは違います💣

なので、新人は最初のころは何が必要か、上司(もしくは看護師)に付いて学ぶこととなります。もちろんみんな卒業したては戦力どころか足手まといにしかなりません。これは当たり前です。すべてをかなぐり捨て、必死になって病院の中での自分の立ち位置や動きを学習した先にやっと院内清掃やちょっとしたお仕事が許されます🙆

次に(普通は)自分で勉強し、わからなければ上司の時間の空きを見て教えてもらい、数年くらいついて病気の見方を識り、数か月もしくは人によっては何年かかけて初めて獣医師/動物看護師の若手となるのです。もちろん病院がそのまま雇用してくれる場合に限りですが。

若手になれば少し診療の自由やオーナーへの会話が楽しくできるようになり、勉強が苦痛でなくなり、己の成した治療により信頼関係を結んで治療に臨めるようになります💪

ここまでで、「自分は最初の年から診察任されていたから凄い獣医師なのだ」と思った人もいるでしょう。

ですが、それは違います。最初の数年はその病院の看板がバックにあるから患者さんがついてきているのであり、あなたの力ではありません。そういった話はいろんな職種でも同じで、どこそこの病院で多少の仕事ができてたってのと、己の顔のみで信頼関係を結んで仕事ができるという事は次元が違います。

私の知り合いには自分の力を過信し、それなりの病院で5年程度下働きしたからといって借金したり親や親戚からお金を借りて病院を自分で作り挙句何もできずに病院は潰れ借金地獄であえいでいる人達がそれなりにいます。

 ここまでお説教じみたことばかりでうんざりしたかもしれませんが何が言いたいかというと、

「初心を忘れず、自分を一度ぶち壊して再構築するのが今」

ってことです👨

自信がこの仕事にあこがれて入ったその気持ちは(社会常識の範囲内の気持ちであれば)非常に重要で、今後も持ち続け自分の大事な芯になることだと思います。しかし、それ以外のプライドや成功体験など自分の殻を壊すための障害にしかならないと思います。

なので、卒業と共に今まで培ってきたものをぶち壊しましょう!病気を前にしてプライドなんて要りません。上司を敬い謙虚な気持ちで新たに下地を組み立てましょう。でも、自分が本当にしたかったことは忘れてはいけません。

でも土台がないと上に建物は作れません。

20年経った今でも私は自分の信念を曲げずに、しかし必要な意見は受け止めて日々研鑽しております✍

皆様も良い獣医師/動物看護士となってください🙇

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● ARどうぶつ病院です。院長のお話

2024-02-03 16:08:02 | 時事ネタ

AR動物病院、院長の盛田です。

 

最近深夜にやっているアニメで「モリタ」という人物が出ているため何の気なしにテレビをつけていると名前を呼ばれた気がしてびっくりします😅

 

2月は歯科キャンペーンなのですがそちらは優秀なスタッフにブログを書いてもらうとして、全く関係ない話をしようかと思います😊

最近、知り合いとお酒を飲む機会がありまして、その時

「良いペットショップ/ブリーダー知ってますか?」

と聞かれました。

私はさる大型ショッピングモール内の有名ペットショップの裏方獣医もやったことがあるので内情は知ってますが。。。

それはさておき良いペットショップ/ブリーダーの条件ってなんでしょうか?

そもそも良いペットショップなんてあると思いますか?

良いブリーダーは世界中のどこかに居るかもしれませんが日本に数件もあるか疑問です🤔

 

「良い」の定義は人それぞれかと思いますが、私の思う「良い」の定義は「動物を生き物として扱っている」です。そもそも商品と思っている時点で「良い」とは思えません🙅

 

良い飼い主も良い獣医も同様で家族の一員として受け入れたからには最後までその命を責任もって守ることが良い人間なのではないでしょうか。

 

自分の子供に予防接種させない親とか、病気になるまで放置する親とか、食事を定量しか与えないとか、暴力をふるう親なんかもいますが、それはよい親でしょうか?

その行為が動物に向けてであればそれはよい飼い主でしょうか。

自分の子供が明らかに厳しい状況であるにも関わらず、医者に適当なことを言われて自分が楽な方向に行くってのも自分の子供だったらどうなんでしょうか?それで納得する親ってのもいるのでしょうが、、、、動物病院も同じですよね。

 

なーんて話をしていました(^^)/

 

歯科については以前からお話ししているように無麻酔で歯石取りはただの虐待なのでお勧めできませんって最近は獣医師会の重鎮や大学教授、大きな学会の理事なんかもFBでいうようになってきましたね。くらいにして、今日は終わりたいと思います(詳しくは数年前にブログに書いたこちらをお読みください    

● ARどうぶつ病院です。歯の健康に関して - AR(エーアール)どうぶつ病院ブログ

 

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● ARどうぶつ病院です。院長のひとりごと📝

2024-01-12 17:24:23 | 時事ネタ

AR動物病院院長の盛田です👨‍⚕️

今回はなんのお知らせもないただの私の考えなのであまり気にせずに。

 

月日が経つのは早いもので病院も開院してはや6年、7年目に突入し、獣医師人生も20年ほどとなりました🙇🏥

いままで往診医療中心の0.5次診療~2次診療まで幅広く経験し、動物病院開院も数件行ってきました。過ぎてみれば全て自分のためになる良い経験でした😊

 

多分先人たちも我々に対し思っていたことでしょうが、最近若い獣医師をみていると熱量のある獣医師が少ないのが目につきます☁

 

医療従事者は皆そうかもしれませんが、小動物臨床医は多かれ少なかれ、病気やけがで苦しんでいる動物を治療したいからという自分のエゴによりこの職業に就くことを決めたと思います(なぜなら動物は別にあなたに治してほしいと思っていませんので)。

 

そのためには多くの代償を払わないと一般人はその域に達せず、自分の欲求を満たすことを考えるならば中途半端なマニュアル治療に陥ると多くの獣医師を見てきて思いました。

 

まぁそれもまた人間的でいいのかもしれません🙂

ただ、いつも私は「医療は神の領域に手を出す学問であり、普通の人間に負えるものではない」と思っております。

サービス業として獣医をすることを良しとする人間とは「agree to disagree」です。

部品を変えるように動物の悪い部分を取り換えることも生き返らせることもできないのが医療です。そのため時に厳しいことを飼い主に伝えるのも教育することも仕事のうちです。

 

つまり、医療を受ける側にも負担を強いることもあります(ここを理解できていない人が非常に多いのも最近特に感じております☁)。

人間でいえば高血圧の人に毎日の内服や糖尿病の人に食事療法とインスリン投与などがそれにあたり、動物は自分ではできないからこそ飼い主がその負担を負うことになります(因みに予防注射を打ちに来ることも、予防薬を買いに来ることも、自分でシャンプーも、一人(頭)でお散歩も出来ません🙅)。

 

話がそれましたが、最近台頭してきた大企業によるグループ企業は確かに安定的な収入と勤務時間が保証されているかもしれませんが、上記のようなマニュアルオンリーの獣医師しか育ちません。

なぜなら我々の時代の獣医師は明け方帝王切開して朝から仕事など当たり前でしたし、自分の入院患者を夜中も休日でも診に行き、回復していくことを心から喜ぶ…というような1頭1頭の病気に対して向き合う時間が圧倒的に足りないのです⏱

まぁ限られた勤務時間ではさもありなのですが、昨今のショップ併設のグループ病院は免許さえあれば誰でもなれるようで、時間のないパートの獣医師などは働きやすいかもしれませんが…これも時代ですね⌛

 

因みに補足すると色々な学会から出ている治療ガイドラインのほとんどは悪くありません。適応をしっかりと見極められれば👀。

真剣に医療と向き合う時間が少ない人はそれができないから問題になります。

 

今年入ってすぐに来院された患者さんは近医で食欲不振、元気消失、貧血、蛋白尿、尿比重低下で腎不全と診断してACEIを処方されたとのこと。なぜか触診で腎臓が不整とか言っていたようですが症状改善無く当院に来院されました…腎臓は超音波検査で見ても正常形態、膵炎、脾臓腫瘍があり、治療方法を変えたら食欲も改善してきてます。触診で触っていたのは多分残念ながら脾臓でしょう…こんな適当な医療で本当に大丈夫でしょうか?

このように、ただ(自己の)マニュアル通りの治療のみを選択し、そのため医療ミスは起こせるが、本当に(医療的な)奇跡が起こることもなく以前は持っていた熱量は時間と共に急激に冷めていく…やりがいは多く感じられないでしょう。本当に残念なことです。

 

20年前にこの路に進んで、獣道をひたすら進んだ今の状況に対して全く後悔はありません。

今後「倒れるなら前のめり」を信条にどこまでいけるかわかりませんが、昨年亡くなった尊敬する知り合いの先生の様に、死ぬ寸前まで誇りを持った獣医師であり続けたいと思います😊

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● ARどうぶつ病院です。2024年年頭所感

2024-01-08 17:00:00 | 時事ネタ

こんにちは。AR動物病院の盛田です👨

病院を開きはや7年目🏥
地域の方々にも受け入れられ、スタッフ一同忙しいながらも充実した毎日を過ごしております😊

 

今年からは病院のスタッフ拡充をメインとして動きたいと思います🏃❕
というのも、やはり診療数が増え、それに伴い多種多様な症例が来院するため診察、検査、治療をしっかりするためには時間がかかり、予約制にしてもお待たせしてしまう事が増えてきているからです。
少なくともスタッフ2-3人は1-2年のうちに増やしていきたいと思います🙆

       

また、昨年からですが院長獣医師として民間資格試験を取ることを目指して精進しております💪
昨年書かなかったのはどれ程の勉強量になるかもわからなかった(そもそも発表するほどの資格ではないかもしれないと思った)からであり、1年間やってみてこれはなかなかの勉強になると確信したためです。
少なくともあと1年程度は勉強しないと資格は取れないため、朗報はまだお伝え出来ませんが、仕事の合間や夜中に頑張って勉強しますので温かく見守っていただけると幸いです

また、毎年のことになりますが、いろいろないただき物や励ましの言葉などいただいている飼い主様にこの場を持って御礼申し上げます。
スタッフも含め皆様がいるからネガティブ思考の院長もくじけずに頑張れるのだと常日頃から感謝しております

 

今年もスタッフ一同動物のために精進してまいります

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