~小学校・中学校・高校・特別支援学校の「やる気」がある先生方向け~
「文化庁の事業を利用して、お金をかけずに音楽室で“風の五重奏団”(プロの木管五重奏団)の演奏を楽しむ方法」
第13回:(5)申し込んだあとはどういう手順になるの?
※「読むのは面倒、電話で話を聞きたい」とお考えの方は、
https://profile.ne.jp/pf/masaki-ogawa/
をご覧いただき直接お電話いただくか、「この専門家に相談する」からメールをいただくことも可能です。
今回はこの事業(文化庁:文化芸術による子供の育成事業~芸術家の派遣事業)を使って、
"風の五重奏団"の演奏を楽しもう、とお考えの先生方に向け、
(5)申し込んだあとはどういう手順になるの?
をお届けします。
募集時期、実施時期、そして書類の提出先ついては「第10回」で書きました。
作成する書類の内容については、「第11回」 と「第12回」で書きました。
今回は、そのあとはどんな感じか?というお話です。
以下はこれまでの例ですので、今後は下記の時期とは変わる可能性もありますが、
一つの目安としてご参考になれば幸いです。
なお連絡は
国(受託業者)→都道府県→市町村(一部自治体は直接都道府県)→学校
の順に行い、学校から連絡する場合は
学校→市町村(一部自治体は直接都道府県)→国(受託業者)
の順に行う、となっています。
いずれにしても、演奏家には連絡が一切来ない仕組みになっています。
1)8月中旬:Webサイトで募集が始まる
(文書で学校に来る場合もありますが、これを待っていると
間に合わない場合があります。過去には、書類を受け取ったが締め切りが一昨日だった、
ということもありました。また、自治体によっては文書を学校に送っていない
場合もあります。国の事業ですが、ご存じない先生方がおられるのはこのためかもしれません)
2)9月中旬~下旬:書類の提出締め切り
(書類作成についてお手伝いしていることは「第11回」 と「第12回」で書きました)
3)年末頃まで:学校に提出した書類についての問い合わせが入る
(指示があった場合のみ。必要な部分があれば書き直して再提出。お手伝いをしています)
4)年明け~3月頃:学校に内定の連絡が来る
(演奏家に連絡は来ませんので、お知らせいただく必要があります)
5)4月中旬~5月初旬:学校に決定の連絡が来る
(演奏家に連絡は来ませんので、お知らせいただく必要があります)
6)6月1日以降:実施
(実施2か月前を目安に小川から打ち合わせ用のシートをメール添付でご送付。
終了したら速やかに報告書類を提出。
提出後に書類についての問い合わせが入ることがあります。
この部分もお手伝いをしています)
7)8月中旬:Webサイトで次年度の募集が始まる
8)9月中旬~下旬:次年度書類の提出締め切り(連続して利用を希望される場合)
9)12月中旬~翌年3月:委託業者から演奏家に謝金、旅費等が送金される
大まかにはこんな流れです。
演奏家が謝金(ギャラ)と立て替えた旅費を受け取るのは、実施後半年以上先の場合もあります。
これは毎年のことで、受託業者が代わってもあまり変化がないようです。
次回は、(6)本当に大変なことはないの?
です。
(つづく)
(この原稿は、以下の内容で「専門家プロファイル」のコラムとして投稿し、
ありのみ株式会社のブログにも、同じ内容で投稿しました。
以下のリンク先は、専門家プロファイルのコラムに統一してあります)
第3回:(2)どういう内容なの?~その1~(日程や時間設定、公演回数、会場、対象学年、保護者の参加などについて)
第4回:(2)どういう内容なの?~その2~(演奏曲目などについて)
第5回:(2)どういう内容なの?~その3~(なぜ豊富なレパートリーが準備できるのか)
第6回:(2)どういう内容なの?~その4~(「カノン」以外の共演曲について)
第7回:(2)どういう内容なの?~その5~(投影のシステムについて)
第8回:(2)どういう内容なの?~その6~(おまけ:拍手のお話)
第10回:(4)どうやって申し込むの?~その1~「対象・募集時期と実施時期・書類の提出先と提出方法」
第11回:(4)どうやって申し込むの?~その2~「様式2」と「様式3」
第12回:(4)どうやって申し込むの?~その3~「様式4」と「様式5」と「様式6」
第13回:(5)申し込んだあとはどういう手順になるの?(今日はここ)
https://profile.ne.jp/pf/masaki-ogawa/
上記ページの「この専門家に相談する」からご質問、ご意見等をお寄せいただけます。
(2020年4月15日up 4月22日更新 2022年4月28日更新 執筆:小川正毅)