どこかの新聞サイトで見たのかなぁ。
この上映会のことを知って、すぐさまチケットを予約しましたよ。
その時点で昼の上映はすでに満席。
おぉ~!
いや、それ以上に、この映画のことをすっかり忘れていたのだが、まだ上映されていなかったのか!!ということの方が驚きだ。
だって、ハリウッド映画ではないものの、20世紀FOXの配給。
ドイツで賞を取ったことはともかくとして、出演している日本人俳優は、香川照之、柄本明、杉本哲太、井浦新(当時はARATA)と有名どころがズラリ。
しかもまた、香川照之扮する朝香宮が、実に「皇族顔」になってるんだ(笑)
内容はもちろん南京事件を扱っているわけで、残虐な描写はいくつも出てくる。
でもこれ、全部ホントのことだし。
原作がラーベの日記で、個人的な主観に基づくものや、誤っている部分があるとしても、間違いなくほとんどが真実だろうし。
映画の脚色として史実と違う部分があるとしても、史実を大きくねじ曲げるような代物ではない。
かれこれ5年前になるのか?
この映画が話題になった当時、原作となっている「南京の真実」を読んでいるが、日本軍の描写については、詳細は忘れてしまったものの、本から受けた印象とかけ離れてはいない。
金も手間もしっかりとかけられた、普通のちゃんとした映画だ。
それこそ「シンドラーのリスト」に、そう引けをとらないんじゃないか?
しかも、別に中国に肩入れしているわけでもない。
中国政府、でてこないから(笑)
取り残された姿勢の中国人と、駐在していた外国人が、必死に生き延びる話なんだから。
大規模ロードショーはあり得ないとしても、単館上映のための配給すらつかないような映画じゃありません。
というか、90年代までだったら、単館でも話題になって、そこそこヒットしただろう、というような映画。
うん、ユーロスペースあたりで、ロングランとかしてそうな。
しかし。
上映後のアフタートークでも言っていたけれど、この映画に配給がつかない状況は、危険だ。
上映館やその周辺に街宣車等々の悪影響がありそうだから、と。
それって、ホントは暴力に他ならないのに、排除してくれないから、安全が確保できないということを理由に、配給会社のレベルで及び腰。
これはもう、日本では、暴力による言論弾圧が認められている、ということに他ならない。
それを、もはやみんな、当然のことのように思っている…。
なんて酷い世の中になってしまったんだろう。
この上映会だって、開催するにあたっては、危険を覚悟の上だと思うし、今後、各地で開かれるようになっていけば、危険な目に遭う可能性はますます高くなるだろう。
実際、今日来るときだって、多少の覚悟は決めてから来たさ!!
でも、この場に来ることも、世の中に対する重要な意見表明だと思ってね。
見るだけじゃなく、来ることだけでも価値がある!!
是非、上映会が全国各地で開かれて、数多くの良識ある人たちが足を運んでくれますように。
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