Der König Hat Eselsohren

THE UKIYO-E 2020@東京都美術館



さて、後期展示なのだが、ついに最終日(笑)

ところが焦ったことに、チケット買ったはずなのにメールが見つからない!!Σ( ̄□ ̄;
どこをどう探しても見つからないので、これはメルアド入力し間違えたのではないか?
困ったことに、整理番号もメモしていない。
が、クレジットカードの明細を調べた限りでは、ちゃんと買っている。

これはもう、とにかく行くしかないね。

10時10分の予約だったので、気持ち早めに行って、入り口で調べてもらう。
名前と電話番号で照会できるの助かった。
なにしろ、チケットは全てもう売り切れなのだ。

チケットが売り切れ=結構混んでいる、ということではあって、所々で係員が「密にならないようにお願いしま~す」と言って歩いてるのだが、まぁ、限界はあるよねf(^_^;

とはいえ、かつてのように、制限なしに入場させてたら、とてもとてもこんなにじっくりは見ていられない。
入場者数に限度がある分、美術館側の収入は見込めなくなるかもしれないが、コロナの流行が終わっても、事前予約制で人数絞ってくれた方がありがたい。


そして、今日もまた、鈴木春信にすっかりやられた…orz
もう「鷺娘」がスゴすぎて、これは何時間でも見ていられそうだ。
なんかもう、それまでのモノに比べて、突然ものすごい飛躍をしてるんじゃないかい?
描写の繊細さも、様々な技術も。
春信以降の作品が春信を超えたかっていうと、それも言えないと思う。
単に、別の趣向を凝らした、としか。


全体の構成は変わらないまでも、前期に比べると、後期にぶっ込んできた感あり。
同じシリーズでも、前期より後期の方が有名作品が多かったり、シリーズではないまでも、同じ絵師でも後期の方が質的に高い作品が並んでいるような気がする。

それこそ写楽なんかは、特に有名なのは後期に並んでたし。
広重の東海道五十三次もそうだな。
歌麿も後期の方が良作だったように思う。
国芳親方も、今回は「相馬の古内裏」が出てたしな。


この1ヶ月あまり、一気に色々見て回ったこともあって、「きもの」とか「おいしい浮世絵」とか「ART in LIFE…」とか、視点が増えて全部繋がった感じがする。
ここ数年、土日に色んな予定を入れすぎていたけれど、今回それが全部無くなって、美術館に行くくらいしか楽しみがなくなったけど、やっぱ悪い趣味じゃないな。
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