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え~っと、他にも見たい展覧会はあったのだけれど、地理的な事情でこれになりました(笑)
ちょうど開場時間に行ったら、なかなかの行列でぎょっとした上、中に入ってからも、最初の方はちょっとした混雑状態で、係員が「順番に関係なく御覧ください」と呼びかけているので、お言葉に甘えて(?)少々先回りしながら見ていくうちに、結構混雑が緩和したような…。
というよりも、結構作品が大きいのと、少し離れたところから見ないと「だまし絵」の効果が薄れてしまうものがあるからですね(笑)
実際、トロンプルイユのコーナーでは、絵から数メートル離れると効果大。
とりわけ、トロンプルイユの大家・ヘイスブレヒツの作品は、マジで本物と見紛うほどの出来だ。
なんなんだ、あの絶妙さは!!
他の作品は、遠近法の焦点替えの中心に一点集中しているせいで、却って不自然さがあるというか、自分の視点と合ってなかったり(笑)するものがあるのに、ヘイスブレヒツにはそういうところがない。一体どうやって描いているのやら…。
ただ一つわかったのは、トロンプルイユに関しては、あまり奥行き感のある題材は向かない、ということかな。
マグリットやエッシャーもかなり出品されているけれど、あいにく見たことのある作品ばかり(というか今まで見過ぎ)なので、どちらかというと、ポール・デルボーもこんなの描いてたんだ!みたいな発見があったり。
それから、最後の方に展示されている「ただよい」という作品。ホントに漂ってる感じ。
船酔い・車酔いしやすい人は気分が悪くなるかも(笑)