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前々からチェックはしてあったんですが、改めて会期が12月2日までと言うことに気付いて、慌てて行ってきました。
ここの美術館に来るのは何年ぶりだろう?
全体の監修をしたのが、サノワのユトリロ美術館館長だと出ていたんで、もしかしてサノワの所蔵品だらけなのでは?とちょっと危惧しましたが、実際にはサノワからの出品は気付いた範囲では1枚だけ。
日本初公開作品が30点というだけあって、内容は盛りだくさんだし、なによりも各年代ごとの作品をバランス良く集めてきているんで、作風の変遷が非常によくわかる。
これは見ておいて得だったなぁ、と思わせる代物でした。
そのわりに図録を買わなかったけど(笑)
それにしても、自分としては、ユトリロを特に好きとまでは思わないんです。
もちろん嫌いじゃない。
二択だったら好きな方には入るけど、わざわざサノワまで行ったりしたのも、母親がユトリロ好きで、ぜひ行きたいって言ったから。
その時だって、親子揃って、作風の変化までは知らなかったんだから、母親だって大して見ちゃいないんですよ、きっと。
でもなぁ。
いわゆる「白の時代」の作品を見ていると、自分がやけに陰鬱なヨーロッパの町並みが好きなのも、子供の頃にこの景色を刷り込まれたせいのような気がしてならない。
なんかこう、最近、まさに育ってきた環境が自分を形作ってると思うことが多いけれど、ユトリロとかロートレックとか、母親が好きな画家の絵も、確実に自分に影響してるよなぁ…。
それはともかくとして、サノワのことを思い出しつつ絵を見ていたら、そういえばあの頃は、ほんっっっっっっっっっっっっっっっっとうに片言ではあったけど多少はフランス語が話せたのに、今は英語すら出てこねぇよ!という事実に愕然としたのでありましたf(^ー^;