今日は、雪上訓練中級編の2日目。朝7時からお昼まで、昨日の学んだことをベースにレスキュー、雪崩対応、ケーススタディを実施しました。ケーススタディでは、二チームとも初めての練習に戸惑いながらも良く頑張りました。普段からこういった練習をすることによって、本当に仲間がケガや事故を起こした時に、迅速に落ち着いて対応ができるようになります。
今回出来たこと、できなかったこと、やればよかったことを自分の中で消化して、本番に生かせるように反復練習してみてください。
■行程
5:30 起床
7:00 昨日の復習、自己確保と懸垂下降
8:10 セルフレスキュー
9:20 雪崩対策と対応 ビーコン操作の基礎、プローブ、シャベリング等の講習
10:40 【ケーススタディ】シナリオ検討と準備
11:00 【ケーススタディ1】滑落者の救護と引上げ
11:20 【ケーススタディ1】振り返りと反省
11:40 【ケーススタディ2】雪崩対応
11:50 【ケーススタディ2】振り返りと反省
12:10 テント撤収
12:50 サンメドウズ駐車場
13:20 パノラマの湯
14:30 温泉出発
17:10 新宿到着
■写真
↓森の中なので比較的風が弱い場所です。
↓早速準備です。
↓昨日の懸垂下降の復習です。重要な技術なので何度も練習します。
↓アッセンダーとプルージックでセルフレスキューです。比較的斜面が緩いので楽にできますが、空中だとハンパなく体力を使います。
↓実際に片足が動けない状態で練習・・・。
↓ロープを背負うやり方も。
↓講習最後に雪崩れ対応の救助の流れ、ビーコン操作、プロービング、シャベリング等の講習です。
↓慣れないビーコンに振り回される、の図。
↓見つけたどー!
↓ケーススタディ1。シナリオは、「パーティで岩稜帯・クサリ場を行動中、最後尾のメンバー(SL)が10m程度滑落した。天候は晴れて、行程(時間)に余裕がある。滑落したメンバーは声を出して痛がっており、意識はある。」という設定で実施しました。
↓みんな一か所に集まります。基本的には彼らに全てやってもらいますが、間違った技術・危険な行動は私が制止します。
↓検定員が状況を確認します。
↓検定員の目が光ります。この後、みんなで今回のケーススタディについてディスカッションしました。
↓ケーススタディ2。シナリオは、「雪崩そうな斜面をトラバースしようとしたとき、トップ(SL)とその後ろのメンバー1名が表層雪崩に流され、50m程度流されデブリを形成した(平らな平面)。このルートにトレースは無く、後続の別パーティも確認できない。天候は晴れて、時間も余裕がある。」という設定で実施しました。
↓早速捜索開始です。
↓検定員たち。
↓ビーコン操作で埋没者を探します。
↓だいぶ場所を特定できたのでプロービングで探し出します。
↓みんなでケーススタディの振り返りをします。
↓今回使用したギア一式。
↓お昼ごろには撤収開始です。
お疲れ様でした。
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