あるまこ~

ITコンサルタント&山岳ガイド協会公認 山岳ガイド&インターネットショップ ラブジアース店長&LOC代表の徒然日記。

【LOC】9/9 甲斐駒ケ岳~鋸岳 その1

2017年09月09日 23時55分52秒 | LOC

今年もやってきました国内最難ルートの一つ。甲斐駒ケ岳~鋸岳縦走。技術的にも、ルートファインディング、ガレ場のトラバース、急登の登り・下り、岩場・クサリ場の登り、ビヴァーク技術など、また精神的にも高いレベルが求められます。また、尾根上には山小屋なく(避難小屋1つ)、安心できる水場も無い、稜線ではかろうじて携帯電波は入るがコルや沢では連絡取れず、何かあっても自分たちで何とかする装備・知識・対応するしかありません。昨年はこの稜線にはほぼ人がいませんでしたが、今年は大盛況。六合岩室は満室、近くの砂地も20名程度がビヴァークするという状況でした。

週末の天気は、土日両日とも晴れの予報でしたが、すっきり晴れることは少なく、常時、ガスや雲がかかったり取れたりしていました。ただ、雨の心配はほぼなく、自分たちのペースで行動することができました。

1日目は、戸台大橋駐車場5時40分発、6時15分のバスを目指して、戸台大橋に向かうが、既に10台ほどのバスは出発済とのこと。ん、それは想定外。聞けば、パスの始発駅では今日の早朝時点で満車、300名以上の人が始発前から並び、4時50分くらいから出発したそうな。なんじゃそりゃ、スゲー。ということで、我々は2順目のバスを待ち、戸大大橋から6時50分に乗ることができました。

北沢峠も人が多く、トイレも満杯。甲斐駒ケ岳稜線・山頂も多く人でにぎわっていました。鋸岳への稜線へもどんどん人が入っていき、昨年とはちょっと様子が違うなぁ~、と思いました。

甲斐駒ケ岳~鋸岳稜線は所々トレースが分かりにくい場所もあるものの、おおむね登山道と呼べるトレースがあり、人も少ないので、快適に進めました。本当は六合石室に泊まる予定でしたが、板の間・土間含めて既に15名ほどがご来店、ここには止まらず近くの砂礫地にビヴァークすることにしました。幸い、広場が開いており、テントを2張、ツェルトを1つ晴れました。明日は早いので18時ころには就寝。夜は月が明るく星もきれいでしたね。


■行程

22:00 新宿集合
22:10 新宿出発
25:00 戸台駐車場 到着
25:30 就寝 

5:00 起床
5:40 駐車場 出発
5:45 戸台大橋 到着
6:50 バス 乗車
7:30 北沢峠 到着、準備
7:45 北沢峠 出発
9:15 仙水峠 到着
12:50 甲斐駒ケ岳 到着
15:00 六号石室 到着
15:30 ビヴァーク地 到着
16:00 夕食
18:00 就寝


■写真


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