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今日も1日いい天気。放射冷却で冷え込み、朝露のためテントがけっこう濡れたので、岩場も濡れてそうです。なので、ちょっと朝を少しゆっくり目に出発しました。中央稜の取付きへ一発でたどり着けず、先行パーティが1組居ましたが、彼らと我々、後続に1パーティー居ただけで、中央稜としては空いてるほうでしょうか。
私-KTNさん、ODAさん-MTKさんパーティーで取付き、色々あったものの無事二子山西岳頂上まで到達。収穫多き登攀でしたね。
■行程
4:30 起床
5:30 出発(コンビニで大休憩)
7:20 駐車場 到着
8:00 出発
8:30 中央稜取付き
9:00 クライミング開始
14:50 クライミング終了
15:00 二子山西岳頂上
15:40 駐車場
16:10 コンビニ
16:40 出発
19:00 調布駅
■ルート情報
二子山中央稜は、石灰岩の岩肌を頂上まで直登するルート。日当たりがよく見晴らしもいいので、明るく、暖かいことが多い。雨のあとはしみだし等あり、滑りやすい個所もあるので注意が必要。終了点は全てボルト。残置はほぼハーケン。全部状態確認しましたが、ボロボロのものもあるので、滑落NGでしょう。今回は、初心者の方と登ったので、カムや岩角に支点を追加しましたが、追加することによって心理的に楽にはなりますが、その設置・回収に時間がかかり、より疲労しやすくなるもの事実。フリークライミングの感覚で登ると危険なので、支点の確認や確保方法をよく練習したうえでチャレンジしましょう。
1P目:大きな赤いドラム缶が取りつきの目印。出だし右上に向かい数mでゆるやかに左上。ここにボルト2本ある。初心者はここでピッチを切って、マルチの仕組みの確認や声掛けの確認すると良い。ここから右上するが、傾斜が強いので思い切って行きましょう。
ランナー:残置、残置、ボルトX2、残置、残置、木
終了点:ボルトX2 ※広いテラスなので、岩角でビレイが可能。
2P目:急に傾斜が強くなりしっかりルートファインディングする必要あり。ホールドはおおむね大きい。左のクラックが濡れていたので、ツルツル滑ります。サイドプル系のホールドが多く、左右に引きながら、足を徐々に上げていきます。最後は凹角に入っても、カンテを登ってもOK。
ランナー:残置、ボルト、(カム)、ボルト、ボルト ※最初の残置はルートが外れるので取らなくてもOK。
終了点:ボルトX2が2か所
3P目:核心ピッチ。スラブを少し上がって、凹角をクラック沿いにレイバックやジャミングで登る。右の壁に足を突っ張れると楽。グージョン2本後が核心。クラック沿いにあまりホールドないので、レイバックで豪快に足を上げるのが良い。
ランナー:残置、残置、残置、(岩角)、ボルト、ボルト、(岩角)、残置、残置、(カム)
終了点:木
4P目:テラスを右に移動して、左上するテラスをトコトコと登る。ただし、ここでの滑落は絶対NG。ランナー取れず、グランドするか、大きく振られて危険。こういった場所を安定して・確実に登るには経験が必要。最後のボルトをかけてからはちょっと傾斜が強いが、ホールドスタンス多いので、思い切って登りましょう。
ランナー:残置、(カム)、ボルト
終了点:ボルトX2
5P目:大きいテラスからスタート。4P目の終了点からちょっと右に移動し、左上に登る。左へのトラバースがちょっとホールド遠く、楽しい。長ヌン必携。最後は右上に凹角に入り、終了点はその左。
ランナー:残置、残置、残置、残置、残置
終了点:ボルトX2
6P目:ルートファインディングが難しい。残置多く、変なところを登ると大変。ただ、どこでも登れそうです。5P目の終了点から直上に登り、凹角を登る。直上でなく右上にも残置があり、惑わされる。6P終了点後は登山道まで険しいが安定した道が続く。
ランナー:(カム)、残置、残置、残置、残置、残置
終了点:ボルトX2 ※小さいテラス。
■写真
↓駐車場でのギア確認。これで全部ではありません。
↓けっこうマジめに祈っています。
↓祠から右に入るところを見逃して、ちょっと時間かかりました。
↓1P終了点。昨日のことを思い出しながら、交代します。
↓2P目。クラックに青キャメ追加しました。
↓けっこうきれいな紅葉。
↓2P目。
↓2P目終了点。けっこうきれいに振り分けしていたのですが、この後、大変なことに。
↓2P目終了点。この時は余裕でしたね。
↓3P目。何とか上まで登ってきました。
↓3P目核心。いい突っ込みでした。
↓ポンジュースが似合う男。
↓3P目終了点。この後、大休憩。
↓3P目テラスにて。
↓ロープの流れが悪いのでここでピッチをきりました。
↓二子山山頂にて。
↓下山はけっこう急な斜面です。気を付けて。
↓お疲れちゃ~ん。
お疲れ様でした。
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