下手な横好き

私の大切なこだわり・・・・ポリシー・・・・NO6

午前中は薄曇り、午後からは雨が降り出して寒く感じます。
友人から頂いた君子欄は青いつぼみでしたが、暖かい事務所の玄関で咲き始めました。

自宅でもシンビジュームのつぼみが一気に膨らみ昨日から咲いて来ました。


桜は先週の週末がピークでしたね。
先週の土曜日夕刻に兼六公園の近くを車で通ったのですが、夜桜見物で沢山の方々が散歩をしていました。
ライトアップを横目で・・・・・・綺麗でした。

それでは合板を使わないですね。
屋根下地材の合板は腐りやすい・・・・・屋根下地に合板を「使わない」こだわりを
お話させて頂いて来ました。

それで屋根の話しですからついでに屋根材に付きまして少しお話をさせて頂きます。
住宅ではご存知の事と思いますが、屋根は瓦葺き、スレート【コロニアル】葺き、板金【鋼板】・板・茅葺き等が有りますね。

一般的には瓦・もしくはスレート【コロニアル】最近では板金【鋼板】葺きでしょうか。
それで、瓦葺きの場合は良心的な施工者なら屋根下地材は杉の4分無垢板です。
そしてスレートや板金葺きの場合は合板を一般的に用いています。

ところが最近では瓦葺きでも合板を用いているのです。
【私が勝手に納得出来ない事です】
中でもハウスメーカーや地場のビルダーやローコスト系住宅会社では大半が合板を屋根下地に使います。
施工が早い、現場加工しなくても済む、廃材を出さない、コスト削減等が主な考えでしょう。
それを真似て工務店も使うのでしょう。

ところであさひホームは、屋根材に関わらず、屋根下地材に合板を使いません。

 さて、この屋根材ですね。
あさひホームは屋根下地材の「杉4分無垢板」にこだわりましたが、屋根材にも必ず瓦とこれも創業からこだわりました。

 それはスレート【コロニアル】を使わなかったのは単に耐久性や対候性の強度だけでは有りません。

 当時はアスベストが屋根材【スレート】に含有されているかいないのか定かでなかったのです。
それは屋外に使われる建材についてはアスベストの使用は禁止でなかったのです。
全面禁止は確か平成14年でした。

 だから創業時には一部の屋根材には肺気腫を起す恐ろしいアスベストが含まれていた可能性高かったのです。

 それで、私は創業時から合板は屋根下地材に使わないこだわりと、屋根材には
瓦と決めたのです。
住んで頂く方の先ずは安全ですね。
それに耐久性を考えれて「合板」と「スレート」は使わなかったのです。

 そのこだわりは今日まで続いています。
当地の建築業者でこれほどにトコトンこだわって住まい造りをして来た創り手は生意気ですがあさひホームを以外には・・・・・?と推測します。

ところで、あさひホームは創業して14年経ちました。
ご縁が深まって約160軒程の建築工事に携わる事が出来ましたが、この間すべてのお住まいが瓦葺です・・・・と言いたいのです・・・・・が1度だけ一軒だけですが
コロニアル葺きが有ります。

それは、お客様のたっての願いでコロニアル葺きにしました。
【この時用いたコロニアルにはアスベストは含まれていません】

それでも屋根下地材は合板を使わずに杉無垢板を用いました。
この様に創業から屋根材は瓦にもこだわりました。

 もっとも近年はデザイン性から鋼板葺きの屋根も手掛けていますが、それでも屋根下地には杉無垢板を用いています。

 如何してそれ程こだわるの?と思われましたら、近くの瓦屋さんでお聞き下さい。
「10年経った合板下地の屋根に登るのが怖い」・・・・当地の気候と施工方法で合板の劣化が想像以上に早いのです。
これは瓦職人さんの言葉です。
・・・・・・・・次回に続きます。
まじめな社長の真面目な住まい造り実践会 代表米田正憲


写真を趣味に高齢者の戯言

コメント一覧

まじめな社長です
利益と良心のバランス?
http://www.asahi100nen.com/
予算が先立てば答えは自ずと自らの意志と異なる場合が多々有りますね。

利益と創り手【設計】の良心のせめぎ合いでしょうか。
それは先生の立場上止む得ない事でしょう。

私の場合は利益と良心のバランス感覚だけです。
【正当な利益を頂くのは当然ですが、私は性能を落としてまで利益優先する事は出来ないのです】

お陰様と言えば可笑しな表現になりますが、【信じて頂けないかも知れませんが】身を削ってでも【適切な利益を度外視】基礎・構造材そして瓦や合板にこだわりました。
今では隙間防止のシメールもこだわりの一つとなりましたが。

経営者としては失格ですが、今日もこだわりの住まい造りが出来る事はそれはそれで正解と思っています。

これは多分勤務していました頃に建築して頂きました方への懺悔の気持ちが強い事、それと職業軍人であった父親の教育の影響ではと思ってます。
「人様に後ろ指を指されるな」ですね。

だから、メーカーや棟数を追う創り手なら利益優先ですから、考えの違いが解るのですが、
当地の業者さえ同じ様に追随しているのが私には解せないのです。

先生と同じ気持ちで設計している建築士さんは多いでしょう。
谷村
合板使用
建築士の私が担当した設計の中でも、かなりの合板使用があります。建築確認申請業務程度の委託が多く、細部までの指示をすると、仕事が回ってこない事が長くありました。(使用材料は希望を書いて、それと同程度の物の仕様を認める、というものです)

 今でこそ、本設計や、確認申請業務だけでも、だいぶ意見が通るようにはなりましたが
(苦笑)真面目な社長様のようにもっと信念をもって設計出来ていればと悔やみます。
意見を言い過ぎると、「確認申請だけなのだから文句を言うな」「もう仕事を頼まないど」
「建築士は他にも沢山おる」と驚かされていたのも事実です。
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