平成18年度の住宅市場動向の調査結果から
住まいを持つ上で、今回の住宅に決めた理由?
1位が「信頼出来る業者」
2位が「デザイン・設備」
3位が「適正価格」
建築をする上で業者を見つけた方法では
「住宅展示場」
次が「知人紹介」
そして新聞等の「折込チラシ」となっています。
この調査結果を見れば、私の独断ですが、
お客様の考える安心感のある業者の1位は、
「住宅展示場に出店出来る業者」になるのでは。
これは、
大手だから、悪い事はしないだろう。
経営も安定している等がお客様の根底にあるのでしょうか。
それと、
新聞やTVを賑わす悪質工務店や悪質フォーム業者の悪いイメージで
他の多くのまじめな工務店が同じ目で見られているからでは。
ところが、新聞やTVでは報道されませんが、クレームの多いのはメーカーだと
言われています
このデーターがもし何処かの役所にあれば公開して欲しいものですね。
さて、
地域のつながりの意識が低い大都市圏ではその比率がより高くなっています。
そこで、
大手ハウスメーカーやビックビルダーと言われる建築業者は住宅展示場に
多額の経費をかけています。
ところが、建築は多額の経費をかける割には、車の様に宣伝広告費用に対しての
効果が少ないと言われています。
【効率が非常に悪い】
当然その負担は全てお客様が建てる住まいに高い比率で上乗せされます。
だから、メーカーの住宅建築費用は高いのですね。
そしてそれは、造っては壊す短命な住宅のサイクルを作り出したのです。
蛇足ですが、割高なメーカーの住まい造りに対抗して、
ローコスト住宅が数多く生まれました。
しかし
これも「安心感」に欠ける為か一時の人気から下降しています。
クレームが多すぎるのでしょう。
安いだけでもダメと言う事ですね。これからの環境問題を考えればなおの事です。
それにしても、展示場で業者を決められたお客様は
「安心感」と引き換えに内容の乏しいレベル
(大量生産短期取り壊し型)の住まいを高額な価格で
建築する羽目になっているのが現状です。
人と人とのつながりが薄れているから、
住宅展示場に行って決めるのでしょうが気の毒です。
そこで、
住宅展示場だけで業者を見つけるのではなくて、
出来る事なら知人【建築した方】の紹介で決めて欲しいです。
それが出来ないのであれば、
決めようとする建築会社で建築した方の話を聞く機会を持って欲しいですね。
・・・・・・・次回に続きます。
まじめな社長のまじめな住まい造り実践会 代表 米田正憲
コメント一覧
Unknown
谷村
最新の画像もっと見る
最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事