雨晴海岸で
前回、住宅専門誌がネットに掲載していましたのをご紹介しました。
その内容は省エネ、エコ住宅と言われている住宅は実はエコなのか?いやエコではないと言っています。
それは国の基準値ではエコ住宅と言うには不十分という事ですね。
私に限らず、既に高性能住宅に取り組んでいる造り手もその様に思っているでしょう。
例えば、
今、高性能と言われる住宅なら、当地では次世代省エネ基準値が2.7W/㎡Kをクリアー
している事ですが、あさひホームの一般的に造っている頑丈な家クラスではQ値2.4W/㎡K、
トリプルエコ住宅ではQ値が1.8W/㎡Kの性能を持っています。
先般、建築しましたあるお宅の数値はQ値1.2W/㎡K、これは北海道地域【寒冷地】の
基準値Q値1.6W/㎡Kを大きく上回っています。
北陸は北海道に比べて気候は温暖ですから、その分北陸では性能が落ちても良い?
との国の考えでしょう。
この国の基準値ですが・・・・・・・・私はこの考え方に疑問を持っています。
確かに現状においては造り手【業者】の施工レベルが低いから止む得ないとは思いますが、
2020年と言えばまだ時間が有ります。
この間に造り手側の施工能力を上げる事に努力するべきと考えます。
参考に金沢で先日あるサッシメーカの主催で2020年対応の住まい造りについて講習会が有りました。
参加した弊社のスタッフの話しでは、物足りない講習会だったとの事です。
それは当然と私は思っています。
講習の内容のレベルの低さ【住宅の性能の低さ】=生意気に成りますが参加した大半の業者の
レベルが低いと推測できます。
講習会には150社ほどの参加だった様ですが、はたしてこの中に何社ほど2020年の省エネ基準を超えた
住まい造りに既に取り組んでいるのか?・・・・・・興味のある所です。
【参考に、先程まで省エネの基準値としてQ値を使いましたが、これからは外皮平均熱還流率【Ua値】と成りますが、その性能は現在のQ値とほとんど変わりません】
ちなみに
北陸地区は地域区分では5地域で外皮平均熱還流率は0.87W/㎡Kが基準値と成ります。
前段で紹介しましたが、あさひホームで建築しました高性能住宅では外皮熱還流率は
0.39W/㎡Kで北海道地域に比べてもより熱損失の少ない住宅と成ります。
それだけ光熱費用が少なくて済み、その上に快適に暮らせ、これから益々増えるであろうと想定します、
家庭内事故【ヒートショック】の起きにくい、病気に成らない、成り難い住まいに成ります。
仮に寒くて温度差のある住宅で暮らして、ヒートショックを70歳で起こしたと成れば、後の人生真っ暗ですね。
平均寿命が80歳を超えています。
残り10数年寝たきり・・・・・・莫大な医療費と家族への負担。
考えるだけで寒気しますね。
お金は残すより有効に使うでは有りませんか。
皆様には是非健康で快適に暮らせる住まいを造って頂きたいです。
何時でもお気軽にご相談下さい。