不謹慎と思いながら
先日(3日)緊急地震情報が流れました。能登方面では震度5。
正月の揺れを体感しているので慌てはしなかったが一瞬、ドキッとしました。
能登方面に住んでなくて良かったとの思いが正直よぎりました。
所で、私は建築業を生業にしていたので地震には多少なりとも敏感です。
個人的に言えば、生まれが紀州。
1946年に起きた南海沖地震は生後間もなく、勿論記憶は無いですが、祖父母にはその時の酷さ・津波の凄さを何度か聞かされていた。
さて縁が有って小松市で建築業を創業しました。
建築基準法の基準はそこに住む人の安全を図る最低限度強度と認識し、それ以上強度の持つ住まいを廃業まで創りました。
個人的な事はさて置き、それにしても能登方面は近年地震が多いですね。
他所なら何十年、何百年に一度起きるか?起きないのか?その程度の回数だろうと思いますが、
能登地方の特殊な地盤の関係か?
起きる頻度が私の知る限り多いのではと思います。
そこで、以下は誠に不謹慎な発言かも知れません。
これ程の地震に遭いながら、勿論郷土愛を否定するつもりは有りませんが、どうして能登に住み続けるのか?
自然は美しい、食も美味しい、人情も厚い、いい所だと思います。勿論復興して元に戻ればそれ以上の事は有りません。
しかし命が一番。
災害に何度も遭い、生命を危険にさらす、大切な財産も無くす、それで良いのか?です。
永らく住み継いだ土地、平穏な時なら離れる事は出来ないでしょうが、今が離れるチャンスかも。こんな事言えば不謹慎極まりないと非難囂々になるでしょうが。
過疎化が更に進む現状に莫大な費用をかけるのであれば、集落を出来る限りまとめ、新しい土地に多くの予算を投入すればとの思いが起きますが・・・難しいですね。
余談・・・あくまでも聞いた話です。東日本大震災後の現地を見た方が何でこんな所に、
大金をつぎ込んで・・・・・と思われるところが有ったとの事。
無駄な所に多くの税金がつぎ込まれている。
それは結局は大手建設メーカーが潤う。能登がその様にならねば良いのだが。
思い出の一枚・・・・・平穏な日々が来る様に。