下手な横好き

超長期優良住宅・・・・・・200年住宅

あたり前の事が出来ない
 先にも言いましたが、耐震等級を高める為に、構造用合板を耐力壁や屋根下地に用いて高耐震住宅と大々的にアピールする会社がいます。
ところが、この様な住宅会社に限って結露・湿気対策は不完全。
その上に、合板が濡れても養生をしないで建築する等、あたり前にしてはいけない事をするのです。

この現場では耐力壁の合板は一週間で黒かびが発生していました。
合板を濡れたままタイベックで囲ったものだから、むせて即、黒かびが発生タイベックは黒く滲んでいたのです。
それで、カタログでは***工法の高断熱・高耐震住宅と言っているのです。
 
この様な施工をするから、昨年に建築基準法が改定されたのではと、この業者に言いたくなります。
確かに新築時は筋交い工法より面材を用いた方が耐震強度は増します。
しかし、肝心要の面材[合板]が水分をたっぷり含んだままでは?怖いですね。
これで耐震等級3とは、何か空しく思いますが。

 そして、今日の価格競争で、ローコスト住宅とそれに対抗して更に安い住まい造りが横行しています。
安いのが悪いとは言うのでは有りませんが、「安くても、ここまで出来る家、これで
十分、残った予算は生活向上資金に・・・・」等言う営業には騙されない事ですね。
疑って見る事も大切ですね。

 この手の住宅会社も、ベタ基礎には違いは無いが高さが低い、耐力壁や屋根下地に合板を用い、尚且つ、湿気〔気密〕対策を取らないで新築時の強度のみを
アピールしていますね。
近くでアット言う間に完成しましたが、正に危惧していた通りの施工でした。
それに、下請け業者の悲鳴を耳にします。酷い実行予算です。業者泣かせの
厳しい現場の予算で、良い家が出来る筈が有りませんね。
それでいて、莫大な広告費を使っているのです。

又、有力ビルダーであるにも関わらず、旧態の住まい造り、すなわち、断熱・気密に配慮した住宅でないのがあまりにも多い事です。
ブランドに胡坐をかいた住まい造りとも思えます。

ユーザー様は様々な情報の中で頭が混乱しているかも知れませんが、
200年住宅うんぬんと言っても、良い住まい造りの基本は見えない所です。
この見えない所で用いる建築材料とその扱い方が一番重要なのです。

まじめな施工者なら、まじめに納得いくまで説明出来ます。
建築会社を選ぶ前に、何社かをピックアップして各社の取り組みを見ましょう。

 それが、超長期優良住宅造りへの近道で一歩です。努力して下さい。

先日のブログで、業者において合板が結露をするのを知っているにもかかわらず、施工すると書きましたが、これは、熊本大学の先生が業者からアンケート調査した報告書を(日本建築学会で報告した資料の一部)参考にしています。
情けないと言うのか、モラルが低いのです。

 再度注意して頂きたいのは、全てにおいて、現場次第と言う事です
用いる部材や施工方法、施工者の取り組み方で同じに見える住いが、性能の耐久性において大きく変わってくる事です。

  新築時に強いのはどの家も強いのです。余程手抜きをしない限り倒れません。

   「次世代省エネルギー基準適合住宅」普及推進石川地区協議会会員
          まじめな社長のまじめな住まい造り実践会 代表 米田正憲
追加
岩手・宮城県の内陸部で地震が発生、幸い、人家の少ない所での被害が多いようですが、この所、地震が日本各地で発生しています。
一般住宅の耐震改修が急がれます。


写真を趣味に高齢者の戯言

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