Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

なぜ経済予想は当たらないのか

2015-02-09 21:59:26 | コラム

経済学者は「役に立たない職業」なのか 経済危機の予測に、ことごとく失敗してきた(東洋経済の記事より)

僕が生きる上での大きな指針にしているルールがひとつあります。
それは「予想していることは起こらない」です。

ダメ人間なので、何をするにも「こんなことが起こったらいいな」とつい期待してしまうところがあります。
でも、そんな都合の良い願いはまず裏切られます。
仮にいいことが起こったしても、それはいつも思いがけないところからなのです。

逆に「こんなことがあったら嫌だな」と心配することはまず起こりません。
その代わり、悪いことも予想もつかないところからやってきていつも心をポッキリ折られます。

ですから、何かをチャレンジをするにしても全く期待をしないようにしています。
逆に、あらかじめ悪いパターンを思いつく限り予想してその対応まで考えておくことにしています。

さて、上記事のように、それは経済という学問の世界でも基本的には変わらないと思います。
予想できたことなら未然に防げますし、予想できなかったものは当然防げません。

それに、経済というのは、みんなが予想してることの裏をかける人が儲かるようにできています。
リーマン・ショックの際、某ヘッジファンドだけが過去最高益を上げていたのも、それでしょう。

ですから、どっちの意味でいっても、経済予想が当たるわけがないのです。

では、経済学が無意味かといえば、そうではありません。
リーマン・ショックの時は世界恐慌の教訓を活かし、アメリカなどでは大胆な金融政策が取られ、なんとか持ち直しました。
ヨーロッパは大分危なっかしいですし、またもう一度世界経済は悪くなるかもしれません。
でも、今のところ大恐慌よりずっとましなのは、経済学の分野での研究もちょっとは貢献していると思います。

※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから

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