408億円が宙に浮く?ネット上仮想通貨「ビットコイン」取引停止(Sponichi Annexの記事より)
昔、ユダヤ人のお金持ちの家に下宿させてもらっていた方からこんな話を聞きました。
ユダヤ人達はお金のことを「クーポン」と呼んでいたということです。
クーポンとは「引換券」のことです。
お金儲けが得意なユダヤ人達ですが、お金自体にそれほど愛着がなさそうなのが意外でした。
つまり、お金というのはそれと交換できるモノやサービスがあって初めて成立する数字や紙切れに過ぎません。
そのためにはお金を発行している国にたくさんのモノとサービスがあることが前提です。
ですから世界どこでもお互いに交換できる通貨はドルやユーロ、円など経済力のある国の通貨ばかりです。
ところが、上記事のビットコインはどうなのでしょう?
直接何か物やサービスを買うことは今のところ限られているので、お金そのものではありません。
しかも今回の騒動から、バグやウィルス感染したら終わりで、流通している実際のお金と自由に交換できるとも限らないようです。
メリットは国をまたいでどこでも自由にトレード可能なことくらいですが、モノ扱いされているうちは売買による税金がかかると思います。
しかし、これは『他山の石』です。
ただ使い道もなく貯めこんでばかりいてはビットコインと変わりません。
いつでもお金の使い道(=引き換え先)を探して投資していくユダヤ人の姿勢はお金持ちなる秘訣なのでしょう。
それにアベノミクスでインフレが起こり始めていますから、持っていたところで価値は下がるばかりです。
ビットコインなどではなく、ちゃんとした価値のある企業やモノやサービスと交換すべき時期に来ているような気がします。
一方で、金融機関によってまさにゲームのように数字ばかりが世界中を行き交うお金もあります。
一日で何億、何十億円と損得が入り乱れるお金と、我々の扱う数千数万のお金が一緒くたなのにはやや違和感があります。
個人的には、生活者の使うお金と金融のお金とは一定の区切りがあってもいいのではと考えています。
その意味でビットコインにも少し希望を抱いていたのですが、なかなか上手くはいかなさそうです。
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