突然ですが、フリーになった翌年は経済的にきついよ…と言われたけど、それってホント。
税金や年金、保険…今まで給与天引きで、あまり払っている感覚がなかったものの請求がどーんと、支払いを迫ってくる。
税務署や国保事務所から請求のあったその日、また別の見積もりが届いた。
それは帯と海老柄小紋のクリーニング代。
なに~!?6万円超だと!?
しかも半分は帯のクリーニング代だ。
そもそもこの帯、リサイクルで2万円もしなかったのに。
クリーニング代で3万円ってどういうこと!?
いつもにまして、その金額が生々しく迫ってきた。
なぜ、そんな高額になるような汚れが発生したのか?
話がさかのぼること1か月前。
海老蔵丈が主演する3月花形歌舞伎をルテアトル銀座に観に出かけた。
もともと、この劇場ではこの時期に、故團十郎丈が企画した「オテロ」を上演する予定だった。
團十郎丈の体調不良により、歌舞伎公演に代わったわけだが、その時にすでに故人となっていた中村勘三郎丈の追悼の意を表して、演目は「夏祭浪花鑑」「高坏」の二つとなった。
この演目は、海老蔵丈が勘三郎丈に教えてもらったものだったというのだ。
その舞台のことは、どちらもよく覚えており、個人的にも追悼の意をしてしたくなって、急遽観に行くことにしたのだった。
着て行ったのは、今回のクリーニングの対象となった海老柄の小紋に桜柄の帯。
<帯がゆがんでいるのはご愛嬌で許してください>
昨年の浅草歌舞伎に着ていくつもりで、足の骨を折って着ていけなかった着物だ。
3月中旬というのに、桜が急に開花し始めたので、桜柄の帯もあわてて登板を決めた。
1年前、骨折した当時、まさか勘三郎丈の追悼公演を1年後に見ることになるとは思わなかった。
ましてや團十郎丈まで失うことになろうとは。
そして、この着物をこんなにひどく汚してしまうことも当然、予測しなかった(爆)
汚れに気づいたのは帰りの電車の中。
観劇中から、妙に手が汚れるなあ…とは感じていたのだが、ふと見ると帯の腹のあたりが薄黒くなっている。
帰って着物を脱いでみたら、こちらにも同じような汚れ。
でも、おとなしく観劇していただけで、汚した覚えはとんとない。
しばらく考えてひらめいたのがこれ↓
いただきものの古い藍大島を仕立て直したバッグ。
この藍の染料がおちてきて、手を汚して、その手で触った着物や帯が汚れてしまったのである。
見てみると染料が落ちてきているだけでなく、あちこち痛んで芯が見えてきているので引退決定。
春は別れの季節というが、勘三郎丈、團十郎丈を追悼するとともに、お気に入りのバッグにも別れを告げたのである。
<演目・配役>
一、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
序 幕 住吉鳥居前の場
二幕目 難波三婦内の場
長町裏の場
大 詰 田島町捕物の場
団七九郎兵衛/徳兵衛女房お辰 市川海老蔵
一寸徳兵衛 中村亀 鶴
玉島磯之丞 中村種之助
傾城琴浦 中村米 吉
三河屋義平次 市川新 蔵
釣舟三婦 片岡市 蔵
三婦女房おつぎ 市川右之助
団七女房お梶 市村家 橘
二、口上(こうじょう)
市川海老蔵
三、高坏(たかつき)
次郎冠者 市川海老蔵
高足売 中村亀 鶴
太郎冠者 市川新十郎
大名某 片岡市 蔵
税金や年金、保険…今まで給与天引きで、あまり払っている感覚がなかったものの請求がどーんと、支払いを迫ってくる。
税務署や国保事務所から請求のあったその日、また別の見積もりが届いた。
それは帯と海老柄小紋のクリーニング代。
なに~!?6万円超だと!?
しかも半分は帯のクリーニング代だ。
そもそもこの帯、リサイクルで2万円もしなかったのに。
クリーニング代で3万円ってどういうこと!?
いつもにまして、その金額が生々しく迫ってきた。
なぜ、そんな高額になるような汚れが発生したのか?
話がさかのぼること1か月前。
海老蔵丈が主演する3月花形歌舞伎をルテアトル銀座に観に出かけた。
もともと、この劇場ではこの時期に、故團十郎丈が企画した「オテロ」を上演する予定だった。
團十郎丈の体調不良により、歌舞伎公演に代わったわけだが、その時にすでに故人となっていた中村勘三郎丈の追悼の意を表して、演目は「夏祭浪花鑑」「高坏」の二つとなった。
この演目は、海老蔵丈が勘三郎丈に教えてもらったものだったというのだ。
その舞台のことは、どちらもよく覚えており、個人的にも追悼の意をしてしたくなって、急遽観に行くことにしたのだった。
着て行ったのは、今回のクリーニングの対象となった海老柄の小紋に桜柄の帯。
<帯がゆがんでいるのはご愛嬌で許してください>
昨年の浅草歌舞伎に着ていくつもりで、足の骨を折って着ていけなかった着物だ。
3月中旬というのに、桜が急に開花し始めたので、桜柄の帯もあわてて登板を決めた。
1年前、骨折した当時、まさか勘三郎丈の追悼公演を1年後に見ることになるとは思わなかった。
ましてや團十郎丈まで失うことになろうとは。
そして、この着物をこんなにひどく汚してしまうことも当然、予測しなかった(爆)
汚れに気づいたのは帰りの電車の中。
観劇中から、妙に手が汚れるなあ…とは感じていたのだが、ふと見ると帯の腹のあたりが薄黒くなっている。
帰って着物を脱いでみたら、こちらにも同じような汚れ。
でも、おとなしく観劇していただけで、汚した覚えはとんとない。
しばらく考えてひらめいたのがこれ↓
いただきものの古い藍大島を仕立て直したバッグ。
この藍の染料がおちてきて、手を汚して、その手で触った着物や帯が汚れてしまったのである。
見てみると染料が落ちてきているだけでなく、あちこち痛んで芯が見えてきているので引退決定。
春は別れの季節というが、勘三郎丈、團十郎丈を追悼するとともに、お気に入りのバッグにも別れを告げたのである。
<演目・配役>
一、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
序 幕 住吉鳥居前の場
二幕目 難波三婦内の場
長町裏の場
大 詰 田島町捕物の場
団七九郎兵衛/徳兵衛女房お辰 市川海老蔵
一寸徳兵衛 中村亀 鶴
玉島磯之丞 中村種之助
傾城琴浦 中村米 吉
三河屋義平次 市川新 蔵
釣舟三婦 片岡市 蔵
三婦女房おつぎ 市川右之助
団七女房お梶 市村家 橘
二、口上(こうじょう)
市川海老蔵
三、高坏(たかつき)
次郎冠者 市川海老蔵
高足売 中村亀 鶴
太郎冠者 市川新十郎
大名某 片岡市 蔵
藍ってだんだん落ち着いて色落ちしないかと思ってましたが
そんなことはないんですね。むむむぅ~ (-_-;;;
我が家はずっと自営なので税金の季節は戦々恐々です。
税金払うために稼いでるといっても過言ではないかも (^-^;;
その値段は、見積もって「こんだけかかりますがよろしいでしょうか?」ってきいてもらわないと困ります!だって6万円なんて、ほとんど小紋と帯を洗張りして仕立て直してもらえるお値段じゃあ~りませんか。何かの間違いでは?・・・と思いたいですよね。
藍は落ちるときゃ落ちますよね(落ちないときは落ちないけど)。十何年たってて洗い張りもした藍大島、いまでも擦れればごくうっすら落ちますもん。好きですから着ますけど、個別に少々要注意ではあります。
ああ~はつきさん、独立翌年の税金は、フリーランスの洗礼ですよね~。頑張ってお金稼いでも、経費しっかり収入の半分こさえてても、稼ぐほどにがっぽり持っていかれますから。
私はもう一定以上は稼げなくてもい~や~って思うようになりました。はあ・・・。
私も古いものだから色落ちなんてしないだろうとタカを括っていたら、やられました。古いから、色止めされてないのでしょうか?まだ端布はあるのですが、どうしたものかと悩んでます(^^;;。
税金…住まわせてもらうショバ代のために働くって感じですよね(苦笑)。
衝撃でしょ?こけら落としでもの入りのこの時期なのに。お気に入りのバッグだっただけに、飼い犬に手を噛まれた気分(違うか(^^;;)
実はクリーニングの金額は、予め連絡いただいてました。
汚れに動転した私が、慌てGOサイン出しちゃったのです。
帯は解いて洗うことになるらしいです。
でもそんなに良いものってわけでもないから、あえて洗うことなかったかしら…。この額出せば、リサイクルで新しい帯、買えますものね…
私も「そでいいです。なんとかしてください!」と言ってしまうと思います。
私の手持ちの藍の着物も、十数年経ってもまだ落ちます。
こけら落とし前に、試しに手拭でこすったら、色が移り、帯がなくって着用、断念しました。
着れる日は来るんだろうか。
住民税とか、国民健康保険とか、必要であるとはわかっていても、ばんばん出ていくとうんざりしますよね。
私も衿元のちょっとしたシミだけお手入れしてもらうつもりで悉皆屋さんに持って行ったら、
なんだかんだで2万を超える見積りをいただいて慌てて引き上げたことがありました。
たぶん、色が落ちたショックも大きかったんだと思います…。
のの吉さんの藍の着物も落ちますか…防水スプレーみたいなので、防止できないかしら?いちいち、疑心暗鬼に陥っちゃいますよね。