菊池平野から眺める東方の雄は、やはり鞍岳か。
北阿蘇の雄峰は小国富士(涌く湧蓋山)。
山麓には温泉。
今日も汗を流した後の爽快感を楽しみに、気ままな山行です。
ハナグロ山1,063m
菊池市龍門ダムの奥、穴川集落を過ぎ、熊本、大分県堺の穴川越に駐車。
稜線沿いの林道を送電用鉄塔を捲くようにS字カーブする。
そのカーブに登山口はある。
登山道は左に自然林、右に人工林を見て急登の道を進むと広葉樹の多い尾根道となる。
山頂はこの稜線の延長上にある。
7合目位にハナグロ社という小さな社がある。
猪猟をしていて猪に反撃されそうになった主人の身代わりとなった犬を祭ったそうである。
山頂はこの写真のころは静かな山であったが、ここも一部切り払われている。
もう一つルートは大分県側のカシノキズル越から入る。
登山口:熊本県穴川越、大分県カシノキズル
写真2:ハナグロ山の稜線に咲く石楠花
菊池観音岳
菊池観音岳は菊池から兵戸越えで津江方面へ向かう途中、県道を左折した所に登山口がある。
山頂までの所要時間30分。
岳という名のとおり、山地のなかに唐突に屹立している。
八方が岳から菊池方向を眺めると、酒天童子山方面から延びている尾根筋にちょっとした小ピークが見えるが、それが観音岳と思うが・・・。
菊池青少年センターが近いのでここからのハイキングコースになっているようです。
写真3:天然林の菊池観音岳山頂
鞍岳1,119m
菊池郡旭志村の四季の里温泉のオートキャンプの上の林道脇に駐車する。
ここは伏石登山口です。大きな案内板があり判り易い。
涸沢筋を辿り、崩落土砂が堆積したところから左手の小尾根筋を登る。
結構な急登で、やがて馬頭観音堂の下に辿り着く。
このあたりは春にはマンサクの花が咲く。
ここから左に急登して観音堂を通って山頂へ。
右折して登れば主峰と女岳との鞍部に出る。
眺望は、熊本平野の西に金峰山、振り返って東に阿蘇五岳、九重連山から湧田山、八方岳と、ロケーションは最高。
伏石登山口下から砂利の林道を北へ0.5km進めば赤崩登山口。
この登山道は尾根コース。
春はツツジの花、冬は樹氷がきれいです。
大津町陽の原キャンプ場から無道寺跡を通るルートも素敵です。
登山口:熊本県大津町四季の里
写真4:鞍岳山頂
ツームシ山1064m
鞍岳から北東方向へ階段を下り稜線を辿れば30分でツームシ山頂に着く。
鞍岳に登山すればツームシ山まで足を伸ばさない手はない。
鞍岳・ツームシ山の稜線は3シーズン花が絶えない。
アセビの花から始まりミヤマキリシマ、初夏のシライトソウ、ギボウシ、秋のタムラソウ、マツムシソウ、シュロソウ等々、当に花園だと思います。
樹木の景観も映えています。
登山口:鞍岳に同じ、他に端辺原野旭志の林道駐車場
写真5:鞍岳・ツームシ山稜線のミヤマキリシマ
矢護山935m
江戸時代は藩の御狩場だったそうだ。
そう言われれば鬱蒼とした山域から納得させられる。
山頂は鈍頂で端辺原野の稜線を形成し、アセビの森の稜線を辿れば鞍岳に続く。
正確には途中牧場のなかの林道を通る。
登山口は陽の原キャンプ場駐車場から橋を渡り林道に入る。
程なく小広場があり、ここから左の道を辿れば無道寺跡を通り鞍岳へ、右の道を辿れば矢護山へ。
登山道にはケルンが積んであり、これを目標に沢沿いに進む。
何度か沢を渡り返して急登の斜面を30分程で山頂に着く。
山頂は南西方向が切り払われており、僅かの眺望があるが全体としては人の手が入っていない静かな山頂です。
登山口:熊本県大津町陽の原キャンプ場
写真6:アセビの森の静かな矢護山山頂
斧岳1,029m
ミルクロードから菊池阿蘇スカイラインを左折し、元料金所手前から右折。
右側に小高い丘がある。これが斧岳です。
山頂の岩峰めざして草地の中を一気に山頂へ。
山頂に立てば北面は以外と高低差があり眺望はすばらしい。
尾の岳1,041m
尾の岳は、斧岳の登山口から更に北進し左手にある。
登山口にはお地蔵様が鎮座なさっています。
山頂は平坦で草丈が高い。
登山口:県道12号線沿い
写真7:斧岳山頂から冬枯れの波野高原の景観
湧田山1,500m
湧田山は別名小国富士ともいう秀麗な山。大分県側からは豊後富士ともいう。
菊池阿蘇スカイラインの大観峰の手前を左折すると、道は自然の地形を活かして国道と立体交差している。
この道を北へ小国町へ向かう。
小国町を通り、岳の湯から剥げの湯に着く。
ここはもう湧田山の山麓。剥げの湯の集落を通りすぎた所にキャンプ場がある。
ここから登山道に入る。
登山道は牧場のなかを通り、林道を横切り山頂に向かう。
春には八合目当たりからミヤマキリシマが見られる。
ちなみにこの横切っている林道はキャンプ場の林道に続いている。
熊本県方面からの登山道としては、一目山からのルートも魅力的です。
登山口:熊本県小国町剥げの湯、大分県九重スキー場先、他大分県側から2箇所
写真8:一目山味噌こぶしルートから見た湧田山
自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。
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