2022/6/28(火) 晴/曇
今日の最高気温予報は34°出発時の湿度66%。34°予報の日に昨年も数回走っているので、熱中症に気を使いながらではあるが午前10時からポタリングに出る。
目的地を氷川町指定文化財の「はらあみどう六地蔵」「三宮社六地蔵」「立神毘沙門天堂前五輪塔」とする。
北方面にするか南方面にするか、今日は風が強いので往路を向かい風になる南方面を選択した。
往路は小川工業高校先から右折して砂川を渡って・・・と思っていたが、浅川を渡った辺りで方角を間違え、県道14に出た。県道14は大型トラックが多く走り辛いと思っていたが、上り(右)側に歩道があり、思いのほか走り易かった。
が、暑くて飛ばせず予定より遅れ、出発から3時間経ち13時になったので、氷川町鹿島宮(写真1参照)に立ち寄り休憩することにする。
境内の樟の木陰(写真2参照)で、涼を取りながら持参したサンドイッチで昼食とする。
傍の標柱(写真3参照)に、「明治百年記念樹の指定木」である事を刻んである。
氷川を渡り、鏡町を経て有佐に向かう。はらあみどう六地蔵(写真4・5参照)は、鏡町有佐と氷川町有佐の境にある。龕部は、風化が進んで仏像が輪郭のみになっている。
説明文(写真6参照)には、「はらあみ堂の入り口にある六地蔵で、追い分け(分岐点)の六地蔵ともいう。
六地蔵は、地蔵菩薩が、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天界)の能化として説かれ、その信仰が発展して日本で考案された六人の菩薩が、それぞれ六道を守護し、人々を救済するといわれている。
町内には、町指定の六地蔵が他に、「早尾六地蔵」、「立神六地蔵」、「三宮社六地蔵」がある。」とある。
はらあみどう六地蔵を後にして、宮原方向に移動すると途中に三宮社がある。そこの境内の東南の隅に三宮社六地蔵(写真7参照)が鎮座する。
説明文(写真8参照)には、「貞享2年(1685年)に、三宮社(現三神宮)神蔵寺に建立されたが、明治初期の神仏分離令(神道と仏教、神と仏、神社と寺院とをはっきり区別させること)により、明治4年から昭和59年まで西福寺に預けられていた。そして、同年再び、三神宮に設置された。
六地蔵は、地蔵菩薩が六道・・・(はらあみどう六地蔵説明文と同文)・・・日本で考案された六人の菩薩(大定慈悲・大徳清浄・大光明・清浄無垢・大清浄・大堅固)が、それぞれ六道を守護し、人々を救済するといわれている。」とある。
三宮社六地蔵を後にして、立神地区に移動する。集落の中ほど、立神毘沙門天堂入口に立神六地蔵(写真9・10参照)が鎮座する。
説明文(写真11参照)には、「本村(立神村)にある六地蔵で、泉・東陽への追い分け(分岐点)の六地蔵ともいう。鎌倉、室町時代の作ともおもわれ、天蓋裏に天人舞楽の色彩図がある珍しい六地蔵である。
六地蔵は、地蔵菩薩が、六道・・・(はらあみどう六地蔵説明文と同文)・・・人々を救済するといわれている。」とある。
立神六地蔵から北へ路地を入った所に毘沙門天堂(写真12参照)が鎮座する。
その毘沙門堂境内の左側に五輪塔(写真13参照)がある。
説明文(写真14参照)には、「鎌倉様式の剛直な風格が現れており、豪族か傑僧の墓であろうと思われる。
五輪塔は、宇宙を形成するすべてが、空・風・火・水・地の要素から成り立っているという、仏教の思想を表したもので、大日如来を本尊とする平安時代中頃から供養塔として建立されたものが、のちには大名や武士の墓標として用いられるようになったといわれている。五輪塔の形は、下から方形(四角形)・遠景・三角形・半円形・宝珠形を積み重ねたもので、円形は水滴の表面張力、宝珠形は大空を表しています。空海が考案したいわれ、四角形は○○、円形は「血液」、三角形は「体温」半円形は「呼吸」、そして一番上の宝珠形は、これらがうまくとけあっている状態を示している。」とある。
現在時刻14時、帰途に就く。帰路の途中、暑さに耐えかねて氷菓を食する。この暑さの中では、氷菓なくしては貫徹できないと思う一日でした。
帰路の上り坂の途中の木陰で小休息すると土手に、春ウコンの清涼感のある花(写真15参照)が咲いていた。(ブログー熊本自転車紀行の「のぶ」さんに花の名前を教えて頂きました。)
更に帰路を進むも、暑さに耐えかねて氷菓を食する。この暑さの中では、氷菓なくしては貫徹できないと思う一日だった。
17時半に帰宅する。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)43km→立神六地蔵40km →熊本(自宅)
所要時間7.5時間(実6.5時間) 総計83km 走行累計49,392km
自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。
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