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編物handmade azur ~手編み三昧の日々です

カタチから入る私の話⑤ 〜オーダースタンプの話

こんにちは。azurです。

昔、個人のお店で事務員をしていた頃、
住所印を押す作業がけっこう好きでした。

時間のあるときに、
市販の請求書とか領収証とか
予めお店の住所印(領収証はハンコもだけど)を押しておくわけです。

左手でペラ、ペラ、とめくりながら、右手でインクをボンボン、紙へボン、押していく。
単純な作業です。
たまにめくるのを間違えて控えの方にも押しちゃったりするけど、まあ、そこはご愛嬌。

1冊押すのに何分かかるか確認しておいて、
あと1時間で何冊押せるか
次の1冊は何分で終われるか
ってな、役に立つんだか立たないんだかわからないことを頭の中でぐるぐる考えるのが好きでした。

キレイにくっきり押せると気持ちいい。
けど、その頃は速度重視でやってたなぁ。


妹の下請けをしていた頃、領収証は省いてましたが、納品書は使ってました。
何をどれだけ納めたのか、やっぱり書面で渡した方がいいと思ったし、
控えもあった方がいいと思ったし。

その頃は店名を手書きで書いてたんですが
自分で販売を始めると決めて、勤めてたお店の住所印が思い浮かんだんですね。

ああいうの、欲しい。
何というか、ホンモノのお店っぽくて、かっちょええ気がした。

とりあえずネットで探してみたら、オーダースタンプなるものが目に入りました。


ひと目で心奪われた。
形から入る私まるだし全開パワーの衝動で、速攻注文してしまいました。


最初に買ったのは左側の2個と右下のと、3個。
右上のは一昨年かな。買い足しました。

サイズは、タテ2.7cm×ヨコ3.8cm。
レースのドイリー模様はぴったりだと思いました。
先日、サイトを拝見したら、このデザインのはもう販売されてなかったけど。

アルファベットの小文字が好き。
ホントの店名は「azur」なんですけど、この文字デザインでだと大文字の方がかっこよかったので大文字にしちゃった。
かなりいいかげんです。

当初は封筒の裏に直接押すつもりでしたが、プチプチ封筒はふにふにしていてキレイに押せませんでした。
悩んだ挙げ句、シールに押して貼ることにしました。


ちょうど安売りされてたので、つい大きい版も買ってしまった。


タテ6cm×ヨコ14cmですが
今のところ、 あんま使い途見つけてあげられてない。 (_ _;)
ガチ無駄遣いであります。


ギフトラッピングのメッセージカードなどに押すスタンプは、この3種類。

 

上の2個は期間限定セールで買いました。
左が「おめでとう」で、右が「ありがとう」です。
タテ5cm×ヨコ7cmで、名刺サイズのカードにちょうどいい感じで押せます。

下のはクリスマスカード用です。
タテ2.7cm×ヨコ3.8cmで、名刺サイズのクリスマスカードの裏に押して、ちょこっとひとこと添えられる感じ。
12月のギフトラッピングとか、クリスマス間際に作品をお届けする際とか、使用しています。

文面は、翻訳アプリをありゃこりゃいじって、まんま貼り付けで注文しました。
だから綴りは間違ってない(はず)。


昔からフランス語が好きだった。
特に理由はないです。何となくアンティークっぽくてかっちょええ気がする、ってだけです。

学生でも必要でもないのに仏和&和仏辞典買っちゃったりして、ペラペラ眺めてうっとりしたり ←辞書を読むのも好き。
昔からけっこう重症な陶酔癖がある。


先日見つけて、ひと目でキャーってしまい、衝動買いしたのがこれ。


テニエルのアリスです。
いちばん好き。

タテ4cm×ヨコ7cmで、シールの大きさぴったりなところも嬉しい。


高校生の頃からテニエルのアリスが好きで、いろいろグッズを集めまくってきました。
ノートなどの文具とか食器とか、小物入れとか。
お高いのには今も昔も手が出せませんが。

イラストが載ってるという理由だけで、本も7冊あります。
不思議の国が4冊で鏡の国が3冊だったと思う。
内容はもちろん同じ(翻訳での微妙な違いはある)だけど、イラストがカラーだったり大きかったりするもんですからね、手に入れないと気が済まない厄介なタチなんですね。

そのイラストをスキャンしてPCでいじってレターセット作るとかイラスト集(何に使うんだ??)作るとか
やったなぁ。
没頭してやりましたなぁ。

ヒマか。 (ーー;)
好きなことには、ホント時間を惜しまないヤツだよねぇ。


和歌山の有名どころというと、
パンダで人気の白浜アドベンチャーワールドがありますが


すぐ近くに、エネルギーランドというテーマパークもあります。


アドベンチャーワールドより入場料がかなりお安くて、それなりに楽しめます。
ヘンな鏡の部屋とか
ヘンなナナメの部屋とか
体重に合わせて吹き上がる噴水(重いと高くまで水が吹き上がる)とか
けっこうおもろいです。
30年前に行ったきり行ってないけど。

今はもうやっていません(と思う)が、
昔、短い3D映画の上映コーナーがあって、その映画が「不思議の国のアリス」だったんですね。
その関係からお土産コーナーにアリスグッズが並んでて、当時(30年以上前)の私の聖域だった。

ネットはもちろんないし、
いろんなことにウトい田舎娘には全国あちこち探して回るなんてこともできそうになく、
アリスグッズを買える貴重なお店でした。
当時買ったフォトスタンド(チェシャ猫との遭遇場面)とハガキ(チェシャ猫との遭遇場面、帽子屋と三月兎と眠りネズミとのお茶会場面)は、今でも大事に置いてあります。


そんな私ですから
このスタンプ見つけて、脳がパーンと破裂したのも無理ないと思う。


で。
今気づいたんですけど。

不思議の国のアリスって、イギリスの話、ですよね。
イギリスって、英語ですよね。

………。


うかつ。 (_ _;)(_ _;)(_ _;)
ナニこのズレズレたマッチング。


まあいいか。
どっちも好きで、私自身が浮かれてられるんなら。



スタンプのインクです。
作品に合わせて選んで使っています。

原色じゃなくて、微妙な感じの色合いで、気に入っています。



本来、「形から入る」とは、あまりいい意味で使われないことが多いですね。

※ ※ ※ ※

(Weblio辞書より抜粋)
「形から入る」
物事にあらたに取り組む際に、その意義や内容よりも、外見や格好、活動自体を主眼において取り組み始めること。 
本質的な意義を蔑ろにして体裁を繕う、といった意味合いを込めて用いられる場合も多い。

※ ※ ※ ※


形から入ることが多い私の個人的な気持ちですけれども

意義や内容も大事だし、もちろん蔑ろにしてはいけません。
でもさ、見た目だって、かなり重要だと思う。

ホンモノのお店っぽい(別に偽物ってわけじゃないと思うけれども)グッズそろえて、独りでキャーって、独りで陶酔して、

……っていうと、めっちゃイタいヒトな気がしてきたけど……

自分で自分を励ますみたいな。
自分で自分の気持ちを盛り上げていくみたいな。
そういう要素は必要だと思うのです。


好きでやってることですが
時には落ち込むこともあるし、やる気が失せてしまうこともある。
疲れてヘトヘトでダレてしまったり
全部後回しにして布団に潜り込んでしまったり
そういう日もある。

気持ちが乗らないって、作品にもラッピングにも悪影響しかないです。

そんなとき、自分で可愛いなと思って買った包装紙やリボンやカードなどを
「ひまわりやから包装紙は黄色かな。リボンは黄色と茶色がええかな。山吹色もかえらし(可愛い)けどな」
あれこれ選んだり、
ラッピングの出来栄えを見て
「可愛いやんね? 私がもろても『わあ』って思えるやんね? よしよし」
嬉しくなったり、
ホンモノのお店っぽいスタンプ押して
「むほほーかっちょええー」
ニマニマしてみたり、

そういう要素って、けっこう大事なんじゃないかなぁと思うのです。


私は自分にとことん甘いので、周囲を固めないと自覚が生まれないって部分もあります。
ホンモノのお店っぽいグッズは、上辺を取り繕っただけのモノかもしれないけれど、

なんていうのかな。
その気にさせてくれるんですね。

自分で自分に酔う部分が大きすぎると危険ですけれど
陶酔は、しんどいときにちょっと手助けしてくれます。
下がったテンションを持ち上げてくれるのです。

どんなことでもそうだけど、
やってて自分自身が楽しいって大事だと思うし、
自分を楽しくするための要素はやっぱり必要だと思う。


そんな回りくどいことしなくても、きちんとやっていけるなら、ホントいいんですけどね。
私は無理ですねー。
性格的なことも大きいと思うけど、自分に自信がないからかもしれません。

カタチのチカラを借りて、自分で自分を盛り上げつつ、
今日も編んでます。



今回の作品……になる手前。

ご注文品のヘッドドレスのモチーフが編み上がりました。


土台の上に並べてみたところです。
縫いつけ前で余り糸がヒドくてすみません。

上側のベルト状のは、2枚ある土台の下側。
1枚にはモチーフを縫いつけて、
もう1枚にはテクノロートを編み込んでいます。

左から


山吹色のコスモスとスミレたち。


桜と白いペチュニア。
桜のつぼみは、土台から茎を編んで付けようと思っています。


淡いめ青紫の苧環と淡いピンクのカーネーション。

ここでおおよそ半分です。


白い山茶花(開花)とひまわり。
中央より少しズレた位置にいちばん大きな花(ひまわり)を置いて、これを基点として、残りのモチーフを並べてみました。


白い山茶花(つぼみ)、ピンクのムクゲ、濃い青紫の苧環。


右端は、レモンイエローのコスモスとピンクのカーネーション。

葉っぱは
キバナコスモス、スミレ、桜、苧環、山茶花、ひまわりのを添えてみました。

3色以上の色を合わせるって難しい。
グリーンと白は何にでも合うからいいんですが…。
どれも相性の好い色だけど、バランスが難しかったです。

色もですが、どっちかというとモチーフの大きさに重点を置いて並べてみました。
ひまわりはもうひと回り小さいのを2輪(レモンイエローと山吹色)編んでいたけど、他のモチーフと大きさがそろいすぎてイマイチでした。
ひとつ大きめの花がアクセントに欲しいなと思ったので、ひと回り大きいのを1輪編みました。

あと、ムクゲにガクを付けようと思っています。
優しいグリーンがいいかな。



では、今回はこの辺で。
長々と失礼しました。

またお会いできますように。

どうぞよろしくお願いいたします。

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