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パリ プチ パレ ジェミト

 今回プチ パレではヤン ペイミンのほかに(ヴィンチェンツオ ジェミト)の特別展もやっていました。

 こちらは有料で私は聞いたこともない芸術家でしたがためらいなく入りました。

 そして作品を見たときに何とも言えない感動に胸が打たれました。なんという素朴な美しさなんでしょう。



Tete de petit fille (1870-72)

 素朴で虚飾のない子どもそのものがそこにありました。なんという表情でしょう。



Petit malade 1870

 病気の子どもの苦しそうな息の音が聞こえてきます。



Etude d'apenes nature(1870-72)

 習作ですね、子どもがふと見せる喜怒哀楽の表情が素晴らしく表現されています。



Pecehur Napolitain 1876

 子どもの漁師を描いたもので、ジェミトは終生ナポリにこだわったようです。

 ジェミトは貧しい木こりの家族に生まれますが、生まれてすぐ孤児院に遺棄されます。

 1852年に職人の家族に引き取られます。

 12歳の時にナポリの美術アカデミーに入ります。

 16歳の時に作ったテラコッタの作品がサルディニア王の目に留まり買い取られます。

 1878年のパリの万国博覧会で、作品を展示し名声をえます。

 しかし、1887年ごろから精神の病で一人部屋に閉じこもり絵を描くことに専念します。

 1909年に彫刻の制作を再開します。

 とてもいいものを見ることができました。2019年10月15日から2020年1月26日まで プチ パレ

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