2021年6月訪問
ポーラ美術館 FOUJITA EXPLORATIONS IN COLOR 十字架 箱根
《十字架》(1966) 油彩、板、金具
『レオナール・フジタ』
『フジタ』は国籍をフランスに変更しただけではなく、
1959年にカトリックに入信します。
戦争への加担とその後の批判もあり、日本が嫌になったのでしょう。
また、東洋人がフランスに定住するためにはここまでしなければならなった
という事情があったのかもしれません。
彼が作成した《十字架》という作品です。
とても素朴ですが、彼の特徴がよく表れています。
キリストの子どもの頃の絵もいつもと同じそこらの町の子と同じです。
バックツーバックになっていて、子どものキリストの裏は、
大人のキリストが描かれています。
面長でひげを生やしています。
鋭い眼光でどこかを見つめている様がとても印象深いです。