パンテオンの正面から出て、右側がサント・ジュヌヴィエーヴ図書館です。
この建物も、5世紀にパリを外敵から救ったとしてパリの守護聖人になっているジュヌビエーブからその名がとられました。日本ではあまり知られてはいませんが、フランス特にパリでの知名度は高いんですね。
この図書館に沿って、パンテオン広場を右に歩いて行くとサンテティエンヌ・デュ・モン教会があります、画像で見るとこんな感じですね。
Eglise Sant-Etienne-du-Mont
前身はサント・ジュヌビエーヴ大修道院の付属教会で、彼女もここに埋葬されていたそうです。
しかし、1739年にフランス革命のどさくさで、グレー部広場で彼女の亡骸は燃やされてしまったそうです。
ところが、1802年サント・ジュヌビエーヴ大修道院の解体の時に石棺が発見されて、その聖遺物の箱の中に彼女の指が入っていたのです。
さて、その教会を正面から見てみましょう。
サンチチエンヌ教会の正面
この教会の正面(サーフィス)には一面彫刻が施されています。
よく見るととても面白いことに気が付きます。ここもパンテオンと同じように4本のコリント式の柱にペディメントが支えられています。
でも、その上にも、その下にも異なる三つの層のペディメントがあります。そしてそこには異なる内容の彫刻が施されています。
一番下の丸い形のペディメントにはジュヌビエーブが描かれています、そしてその上の参画のペディメントは、キリストの復活です。
*「一番下の丸い形のペディメントにはジュヌビエーブが描かれています」俺は私の間違えでした。
正しくはガブリエル=ジュール・トーマス、聖ステファンの殉教(1863年)、門の鼓膜。(ウイキペディア)です。
その他にもたくさんの聖人や天使の彫刻も彫り込まれています。
一つ一つがとても素晴らしい作品なので、確認しながら鑑賞してくださいね。
2022年10月訪問