2020年10月訪問
★集団生活もしていた 大型竪穴建物 三内丸山遺跡 青森
『三内丸山遺跡』では、大型の竪穴建物も出土しています。
長さが10メートルを超える竪穴建物が大型竪穴建物と呼ばれているそうです。
『三内丸山遺跡』で最大の物は長さ32メートル、幅10メートル、床面積がなんと280平方メートルにも及ぶものがあります。小型竪穴住居が10平方メートルが平均だとするとその28個分ということになります。
全景はこんな感じに再現されています、建物の前に立っている人の大きさを見ると、
この建物の大きさがわかりますね。
内部はこんな感じですね。ここでは集団生活をしていたと推定されています。
場所は集落の中心に近いところに建てられています。
何で集団生活をしていたのでしょうか、この建物での中や、建物の周辺では、様々な作業が行われていたと考えられます。そのためにこの建物に住む人だけではなく、集落民が集まりやすい中心地にこの建物が建てられたのでしょう。
なんだかこうやって考えると楽しいですんね、栗畑で栽培した栗の実を採ってきて、皆で粉にして丸めたり、植物の繊維を取り出して着るものを作ったり、土器や土偶を作ったり、皆で話したり歌ったりしながら作業をしたのではないでしょうか。
こうした空想が自由にできることも古代のことを考える人の特権です。
様々な作業が集団で行われていたのではないでしょうか?
そのために、集落の中央に近いところに建てられ、大型竪穴建物に住む人だけではなく、集落民が集まりやすいようになっていたのではないかと思います、