『ムーランルージュにて』(1882~1885)
『ロートレック』
『ムーラン・ルージュ』のバーのあたりでしょうか、みんなが集まって談笑しています。
奥には『ロートレック』自身が描かれています。
正面左の女性の顔、彼は時々女性の顔をこんな色で描きます。
それが実際に彼にはこんな色に見えているのか、それとも何かの誇張なのかは、
私にはわかりません。ちょっと不気味な色遣い、
この絵にも、全面左側に、頑丈そうな木製の手すりが描かれています。
そして、それがこちら側とあちら側をいやでも意識させます。
こちら側からあちら側を眺めているはずの彼が、あちら側にい描かれている
不思議を感じます。